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MTK6899とは?
※MTK6889は、別名「MTK6899」とも呼ばれることがあります。
正式名称がどっちなのかは定かではありませんが、この記事では「6889」で統一させて頂きます。
結論から言うと、MTK6889というCPUは存在しません。
そもそも「MTK」は、MediaTek社のCPUで利用されている略称の「MT」をパクったものと思われます。
MediaTek社のCPUであれば、「○○(CPUの名前) スペック」などでググればMediaTek公式のスペック情報が出てきます。
しかし、「MTK6889」で調べてもMediaTekのページは出てこず、大抵 AmazonかAliexpressにある “偽物スマホ” がヒットするだけ。
“偽物スマホ” とは、HUAWEIやAppleのような有名メーカーのスマホをパクったやつのこと。
値段が激安なのが特徴ですが、スペックは言うまでもなく使い物になりません。
このような偽スマホでは「MTK6889」の名前を使っていることが多いですが、実際には「MTK6889」ではなく別のCPUが搭載されています。
一部では、「MTK6889搭載! / 10コア!」と説明されていたスマホが、実際に購入してみたら「MT6580 / 4コア」だった事例も。
ちなみにMT6580のAntutuスコアは4万点前後であり、SNSや動画視聴等の普段使いがギリギリできるかどうかといった性能。
上位モデルも登場
Aliexpressの偽スマホを色々見ていてビックリしたんですが、いつの間にか「MTK6889+」という名の上位モデルが登場していました。
相変わらず10コアだそうで、何がスペックアップしたか などの詳細情報は一切記載されていません。
当然MTK6889+など存在せず、全て偽スマホ業者の妄想です。