Google Pixel 8aの最新リーク情報
Google Pixel 8aは、2024年にGoogle社が発売するスマートフォンの中でも一番最初のモデルになります。
先代のGoogle Pixel 7aでは、大幅に進化したカメラ、ハイリフレッシュレートディスプレイ、500ドル以下の価格で、多くのユーザーを驚かせました。
その性能とコストパフォーマンスのバランスは、市場で高い評価を受けました。
今年の新しいモデルは、前年に発売したGoogle Pixel 7aの成功を受けて、さらなるスペックアップとコストパフォーマンスの向上が期待されています。
この記事では、Pixel 8aのスペックに関する主な情報を網羅し、価格と発売日についてのリークも詳しく紹介します。
新しいGoogle Pixel 8aがどのような進化を遂げ、ユーザーにどのような価値を提供するのか、一緒に見て行きましょう。
Bluetooth SIG認証を通過
Google Pixel 8aがFCC認証に続き、Bluetooth SIGにも登録されました。
発売前の必須認証の一つをまた通過したということで、Pixel8a発売までの準備が着々と進行しているようです。
Bluetooth SIGには G8HHN、GKV4X、G6GPR、G576Dという4つのモデル番号が登録されており、今回の認証から唯一判明している詳細情報としては、Pixel 8aはBluetooth 5.4接続をサポートするということです。
Pixel 8aは、5月14日と15日に開催されるGoogle I/O 2024で発表されることが確実視されています。
同イベントは既にGoogleによって公式にアナウンスされており、Google Pixel 8aを含むいくつかのプロダクトを公開する見込みです。
カラーは全5色!
Android Headlinesの最新リーク情報によると、Google Pixel 8aは5色のカラーバリエーションで展開されることが明らかになりました。
リークされたカラーバリエーションは、Obsidian(ブラック)、Mint(グリーン)、Porcelain(ベージュ)、Bay(ブルー)、Coral (オレンジ)の5色で、いずれも過去のPixelモデルで採用されていた色です。
(オレンジだけはレンダリング画像や実機画像がありません。リークされたケースによって、存在自体は確認されています。)
MintはPixel 6aで、BayはPixel 8 Proでそれぞれ採用されており、ユーザーから好評を得ていたカラーです。
Pixel 7aでは、Chalk(パステルホワイト)、Sage(シージグリーン)、Galilee(パステルブルー)といった低彩度なパステルカラーが採用されていましたが、Pixel 8aではMintとBayの鮮やかなグリーンとブルーが加わり、より一層バリエーション豊かなカラーラインナップとなりました。
ObsidianとPorcelainは定番カラーとして引き続き採用されていますが、MintとBayの追加により、Pixel 8aはより多くのユーザーのニーズに合致するカラーバリエーションを提供することになります。
質感や光沢感などの詳細はまだ明らかになっていませんが、リークされた画像からは、Pixel 8aの各カラーがそれぞれ異なる質感や光沢感を持っていることが予想されます。
SoCにはクロックダウン版Tensor G3搭載
Google Pixel 8aが搭載するSoC「Tensor G3」は、2023年10月に発売されたGoogle Pixel 8シリーズにも搭載されている最新のプロセッサーです。
これは、2021年に発売されたPixel 6シリーズに搭載されていたTensor G1と、2022年に発売されたPixel 7シリーズに搭載されていたTensor G2の後継機です。
Tensor G3は、前世代のチップよりも大幅な性能向上を実現しています。
CPUは最大20%高速化、GPUは最大30%高速化、TPUは最大2倍高速化されています。
また、Tensor G3は、新しい機械学習モデルや機能をサポートするために、いくつかの新しいハードウェアアクセラレータも搭載しています。
Tensor G3の性能向上により、Pixel 8シリーズは、写真や動画の撮影、音声認識、翻訳、ゲームなどのタスクをより速く、よりスムーズに行うことができます。
しかしながら、Pixel 8aのTensor G3はPixel8やPixel8 ProのTensor G3とは少し異なり、クロックが下げられたモデルとして差別化される見込みです。
加えて、Google Pixel 8aに搭載されるTensor G3チップは、通常のTensor G3とは異なるパッケージング技術を採用していることが判明しました。
通常のTensor G3はFOPLP(Fan-Out Panel Level Packaging)を採用しているのに対し、Pixel 8aのTensor G3はIPoP(Integrated Package on Package)を採用しています。
FOPLPとIPoPは、どちらも半導体チップをパッケージングする技術ですが、それぞれ異なるメリットとデメリットがあります。
- FOPLP
- メリット:薄型軽量、発熱量が少ない
- デメリット:コストが高い
- IPoP
- メリット:コストが安い
- デメリット:厚みが増す、発熱量が多くなる
Pixel 8aにIPoPを採用した理由
SAMSUNGによると、IPoPはFOPLPよりも厚みがあり発熱量も高くなりますが、コストが安いことが今回の採用理由と考えられます。
Pixel 8aは、Pixel 8よりも低価格帯のスマートフォンとして位置づけられており、コストを抑えることが重要な課題となっています。
IPoPによるパフォーマンスへの影響
IPoPを採用することによるパフォーマンスへの影響については、まだ明らかになっていません。Android Authorityは、「実際のパフォーマンスへの影響は大きくないはずで、チップ性能は大幅に向上しているはずだ」と予想しています。
ディスプレイは大きくスペックアップ! しかしベゼルが極太
Pixel 7aの後継機となるPixel 8aは、ディスプレイ性能が大幅に向上するといったリーク情報があります。
120Hzリフレッシュレート
Pixel 7aの90Hzリフレッシュレートから、Pixel 8aでは120Hzへと滑らかな表示を実現します。
これは、画面スクロールやアニメーションをより滑らかに感じさせることができ、ゲームや動画視聴などの体験をグッと向上させます。
最大1400nitsの輝度
Pixel 8aのディスプレイは、Pixel 8と同じ最大1400nitsの輝度を実現します。これは、屋外での視認性向上に大きく貢献します。
比較として、Google Pixel 7aのディスプレイ最大輝度は1000nitsほどでした。
角丸デザインとベゼルの変化
Pixel 8aのディスプレイは、Pixel 8やPixel 8 Proに近づくように角丸デザインが採用されます。一方、ベゼルはPixel 8よりもかなり太くなるようです。
ぱっと見の印象では、Pixel 7aよりもベゼルが太くなっているような気がしますが気のせいでしょうか?…
実機と公式レンダリング画像
Pixel 8aの実機と思われる写真と、Onleaks氏によるレンダリング画像、さらにはGoogle公式レンダリング画像も既にリーク済みです。
これらの情報によると、Pixel 8aはPixel 8に近いサイズと形状ながら、端末の角はこれまで以上に丸っこくなっています。
また、Pixel 8aの本体サイズは152.1 x 72.6 x 8.9mmと、先代のPixel 7a(152.4 x 72.9 x 9.0mm)よりもわずかに小さく、薄くなっています。
ディスプレイサイズはおよそ6.1インチで、Pixel 7aから変わっていません。
カメラ性能はPixel 7aと同じ
Google Pixelシリーズは、常にカメラ機能がセールスポイントの一つとして挙げられてきました。
高価なイメージセンサーやレンズを搭載していないことが多いPixelシリーズですが、Google独自の画像処理技術により、他機種と比べても遜色ない写真撮影能力を実現してきました。
2023年発売のPixel 7aでは、長年搭載され続けてきたSONY IMX363(12MP)センサーから、64MP SONY IMX787センサーへと刷新されました。
これは、Pixel 3以来5年ぶりのセンサー更新となり、大きな注目を集めました。
しかし、2024年発売予定のPixel 8aでは、このメインカメラ構成がPixel 7aから変更されない見込みです。
センサーやレンズは同一となるため、画質面での大幅な進化は期待できない可能性があります。
超広角カメラもPixel 7aから変更がなく、13MP SONY IMX355センサーを搭載し、視野角114度、絞り値f/2.2となります。
ただし、Pixel 8aには新型プロセッサーであるTensor G3が搭載されます。
Tensor G3は、前世代のTensor G2よりも大幅に処理能力が向上しており、AI機能の強化が期待されています。
Pixel8aは5月16日発売、価格は499ドル~
先日リークされたGoogle公式サイトのスクリーンショットには、Pixel 8aのホーム画面が写っています。
この画面上に、「16 May (5月16日)」と書かれており、これは発売日か発表日かのどちらかを指すことが多いです。
今回、発表イベントであるGoogle I/O 2024は、5月14日と15日に開催されます。
つまり、5月16日はPixel 8aの発売日だと見てほぼ間違いないでしょう。
スペックやデザイン、発売日すらも明らかとなっているPixel 8aですが、価格については様々な情報が飛び交っており、なかなかどれが正しいのか断定するのは難しかったです。
しかし、SmartPrixは、“Pixel 8aのGoogle公式価格” を遂に手に入れることに成功し、大きな話題となっています。
SmartPrixの情報によると、アメリカでのPixel 8aの価格は、128GBストレージ搭載モデルが499ドル、256GBストレージ搭載モデルが559ドルになります。
(499ドル = ¥78,342、559ドル = ¥87,762 / 1USD = 156JPYで計算)
日本での価格はまだ発表されていませんが、Googleが日本で発売するときの価格は、実際の為替レートよりも低いレートで計算されるため、上記の数値よりも安くなるはずです。
いくつかのリーク情報で、Pixel 8aの価格は50ドルほど上がると言われていましたが、最終的にはPixel 7aと同じ価格に収まり、良い方向にこれまでのリークが外れた形となりました。
Pixel 8aは、コストパフォーマンスの高いスマートフォンを求める人にとって魅力的な選択肢となるでしょう。
参考 : twitter.com/evleaks / www.androidheadlines.com / www.androidpolice.com / www.smartprix.com