【徹底比較!】Xiaomi 11T Pro vs iPhone 13 mini

    目次

    はじめに

    xiaomi 11t pro 違い

    Xiaomi 11T Proは、Xiaomiが日本で発売する機種としては最もハイパフォーマンス、かつ最もハイプライスなモデルです。

    iPhone 13シリーズを買うか、Xiaomi 11T Proを買うか迷っている方も多いのではないでしょうか?

    今回の記事では11T Proに一番価格が近い「iPhone 13 mini」と比較し、どっちを買うべきか見ていきましょう。

    主要スペック比較

    Xiaomi 11T ProiPhone 13 mini
    OSAndroid 11iOS 15
    CPUSnapdragon 888A15 Bionic
    RAM/ROM8GB+128GB4GB+128GB / 256GB / 512GB
    メモリ規格LPDDR5 / UFS3.1LPDDR5 / NVMe
    ディスプレイ6.67インチ / FHD+ / AMOLED / 120Hz
    / 10bits / Dolby Vision
    5.4インチ / FHD+ / OLED / 60Hz
    / 8bits / Dolby Vision
    カメラ108MP / 8MP / 5MP
    (広角/超広角/テレマクロ)
    12MP / 12MP
    (広角/超広角)
    インカメラ16MP12MP
    バッテリー/充電速度5000mAh / 120W2438mAh / 20W
    生体認証指紋認証 / 顔認証顔認証
    重量204g141g
    防水防塵規格IP53IP68
    Antutu ver.9720,000点 720,000点
    価格69,800円86,800円
    発売日2021年9月2021年9月24日

    基本的なスペックを比べてみると、Xiaomi 11T ProとiPhone 13 miniの主な違いは CPU・RAM/ROM・ディスプレイ・カメラ・バッテリーの5つ。

    では早速、これらの違いをひとつひとつ詳しく解説していきます。

    CPU

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    Xiaomi 11T Pro : Snapdragon 888 (Antutu72万点)
    iPhone 13 mini : A15 Bionic (Antutu72万点)


    両機種では別々のCPUを搭載していますが、実際のパフォーマンスはほぼ同じ。

    A15 BionicのほうがGPU性能・UX性能などがSD888より高いものの、体感できるほどの差はありません。

    しかし、Appleはソフトウェアの最適化に定評があり、その部分も含めて考えればA15 Bionic (iPhone 13 mini)のほうが優秀と言えます。

    RAM/ROM

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    Xiaomi 11T Pro : 8GB+128GB
    iPhone 13 mini : 4GB+128GB/256GB/512GB


    iPhone 13 miniは8万円以上するハイエンド級の機種でありながら、RAMは未だに4GBだけ。
    それに対して11T Proは8GB。 13 miniの2倍の容量を搭載しているわけですね。

    ここもAppleのソフトウェアの腕の見せ所。今までのiPhoneもRAM容量は少なかったですが、「メモリが足りない」という評価はほとんど聞いたことがありません。

    iPhone 13 miniも強力なソフトウェア制御のおかげで、4GBだとしてもメモリ不足に悩むことはほぼ無いはず。

    ROMのほうは13 miniが128GB~512GBと幅広い中から選択できる一方、11T Proは128GBのみ。(11T ProはSDカードも使用不可)

    RAMは引き分けですが、ROMについてはiPhone 13 miniが圧倒的です。(その代わり値段は高くなります)

    ディスプレイ

    xiaomi 11t pro antutu

    Xiaomi 11T Pro : 6.67インチ / FHD+ / AMOLED / 120Hz / 10bits / Dolby Vision / 1000nits
    iPhone 13 mini : 5.4インチ / FHD+ / OLED / 60Hz / 8bits / Dolby Vision / 1200nits


    11T Proは13 miniよりも1インチ以上画面がデカく、コンテンツの見やすさは こっちのほうが上。

    パネルはどちらも有機EL、リフレッシュレートは11T Proが120Hzに対応しています。
    iPhone 13シリーズではProモデルのみ120Hzですが、廉価グレードの13 miniは60Hz止まり。

    さらに11T Proは10bitsカラーもサポートし、8bits (13mini) と比較して64倍以上の “色” を再現することが可能。

    ディスプレイについてはXiaomi 11T Proのほうが有利。
    しかし、13 miniはLTPOパネルを採用しているため、省電力性では11T Proに勝っています。

    (LTPOは一般的な物に比べて5%~15%消費電力が少ない)

    カメラ

    xiaomi 11t pro antutu

    Xiaomi 11T Pro : 108MP(広角)+8MP(超広角)+5MP(マクロ)
    iPhone 13 mini : 12MP(広角)+12MP(超広角)


    11T ProはメインカメラにSAMSUNG製イメージセンサーの「ISOCELL HM2」を搭載。

    このイメージセンサーは108MPセンサーの中では最も低価格であり、性能はイマイチです。

    ピクセルサイズは0.7μmでビニング時は2.1μm。ピクセルサイズは大きいというのに、低照度性能は大して高くありません。

    実際に11T Proの作例を見てみると、ノイズリダクション(ノイズを補正する機能)のせいでディティールが大きく失われています。

    Xiaomiは「Pro-Grade Camera」と謳っていますが、正直に言えばこのカメラはミドルハイレンジクラスがいいところです。

    「CINEMAGIC」というおもしろいソフトウェア機能があるのは良いんですが、いかんせんハードウェアが弱すぎます。(レビューを見る限り、CINEMAGIC自体の完成度も微妙)

    さらに、メインカメラにはOIS (光学式手振れ補正) がなく、手振れ補正はデジタル手振れ補正のみ。

    ついでにもう一つ。 11T Proは超広角カメラの画素数が非常に低く、画質には期待しないほうがいいでしょう。

    センサーサイズも小さいため、ちょっと暗いだけで一気にノイズが増えます。


    その点、iPhone 13 miniならピクセルサイズ1.7μmの12MPイメージセンサーを搭載。

    このイメージセンサーは先代の最上位機種である「iPhone 12 Pro Max」と全く同じ大きさで、低照度性能にはかなり期待が持てます。

    センサーシフト式手振れ補正も搭載しているため、画質を全く劣化せずに手振れを補正することが可能。

    また、超広角カメラの画素数は12MPでメインカメラと同じ。 センサーサイズは小さいですが、11T Proより画質が綺麗であることは間違いありません。

    バッテリー

    xiaomi 11t pro 比較

    Xiaomi 11T Pro : 5000mAh / 120W
    iPhone 13 mini : 2438mAh / 20W


    11T Proと13 miniを比較したとき、11T Proのほうが “圧倒的” に勝っている部分はバッテリー。

    まず容量が13 miniの2倍以上で、充電速度は6倍。0~100%まで充電するのにかかる時間はたったの17分。

    ただし、ワイヤレス充電には対応していません。 充電器に置くだけでチャージできる利便性は備えていないためご注意ください。

    とはいえ、120Wはとても魅力的。
    ちょっとした隙間時間に充電するだけでかなりの容量をチャージでき、電池残量に悩むことが減りそうですね。

    その他の細かい部分

    iphone13 mini スペック

    Xiaomi 11T ProとiPhone 13 miniの細かい違いは以下の4点。

    ・13 miniは指紋認証なし
    ・13 miniのほうが圧倒的に軽い

    ・13 miniのほうが防水性能が高い
    ・13 miniはLightning端子


    iPhone 13 miniでは顔認証のみ対応し、指紋認証はありません。
    Xiaomi 11T Proだと、インカメラを利用した「なんちゃって顔認証」と指紋認証の両方を利用可能。

    13 miniはバッテリーが小さいことも相まって、本体自体の重量が141gに収まっています。
    11T Proよりも50g以上軽いため、長時間使うなら13 miniが有利。

    防水性能は11T Proよりも ずっと高く、水たまりや風呂に落としても壊れることはありません。(絶対では無いので、できる限り落とさないように)

    そして忌々しいLightning端子は健在。
    もちろん11T ProはUSB-Cです。

    価格差 / どっちを買うべき?

    iphone 13mini 価格

    Xiaomi 11T Pro : 69,800円
    iPhone 13 mini : 86,800円


    価格差 : 17,000円

    両機種では かなりの価格差があり、どちらの機種も値段相応のスペックを持っています。

    値段相応にスペックの違いがあるといった印象で、両機種ともにコスパが良いわけではありません。

    正直、どっちを買うべきかを決めるのは非常に難しいですが、とりあえず私の結論は「iPhone 13 miniを買うべき」です。

    カメラ性能を重視している私にとって、物理的な手振れ補正システムの有無は非常に重要。
    また、カメラにおいてはソフトウェアも大事な部分であるため、その辺りも含めて13 miniのほうが高性能なカメラと言えます。

    あとは本体重量が決め手。13 miniほどハイパフォーマンスで141gの機種なんて他のメーカーでは存在していません。
    重い機種は すぐに手が疲れますし、寝転んで使ってる時に顔へ落とした時のダメージも大きいです。


    もちろん、iPhone 13 miniを選べば「指紋認証非搭載」「Lightning端子」などのデメリットも付いてきます。

    指紋認証・USB-Cが絶対に欲しい方や、カメラ性能を重視していない方、防水性能が弱くても気にしない方には、Xiaomi 11T Proを強くおすすめします。

    人それぞれ自分に合った機種というのは異なるものですから、スペックと価格をよく見て自分にピッタリだと思える機種を買うのが一番です。

    今回の記事では「iPhone 13 miniを買うべき」と結論を出していますが、あくまで参考程度にして頂ければと思います。


    参考 : www.apple.com / www.mi.com

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