Xperia 1 VIが5月15日発表
SONY Xperia Japan公式アカウントでは、5月15日に新型Xperiaの発表イベントを開催することを告知しています。
このイベント内では、最新フラッグシップモデルのXperia 1 VIと、安価なエントリーモデルのXperia 10 VIの2機種が発表されると思われます。
これら2機種は以前にも公式画像がリークされていましたが、今回はリーカーのEvan Blass氏からXperia 1 VIの公式画像が複数枚公開されました。
Xperia 1 VIの公式画像リーク
上記の画像たちは、著名リーカーであるEvan Blass氏によって公開されたものです。
以前にリークされたレンダリングとは少し系統が異なり、おそらくこれらの画像はプロモーションビデオや公式ウェブサイトなどで使用されるものと考えられます。
リークされた画像の中には、Xperia 1 VI (エクスペリア・ワン・マークシックス) の一部スペックが記載してある物もあります。
例えば、Xperia 1 VIは焦点距離16mmの超広角カメラ、24mmのメインカメラ、そして85mm~170mmまでを光学ズームでカバーできる望遠カメラなど、重要なスペックが記載されています。
メインカメラは48mmのロスレスインセンサーズームに対応することも示唆されており、画素数は少なくとも48MPはあるはずです。
加えて、メインカメラにはExmor T for mobileと呼ばれる最新のイメージセンサーが搭載されることも明らかとなりました。
Exmor Tとは、ソニーが開発した裏面照射型CMOSイメージセンサーのシリーズです。
Exmor CMOSセンサーの進化版として位置づけられており、SONY αシリーズで採用されている技術です。
従来のExmor CMOSセンサーと比べ、以下の点が特徴です。
- 裏面照射型構造: 光受光素子を裏面に配置することで、入射光の量を従来よりも多く取り込むことができます。これにより、暗所でも明るくノイズの少ない画像を撮影することができます。
- ギャップレスマイクロレンズ: マイクロレンズと画素間の隙間をなくすことで、光漏れを減らし、集光効率を向上させています。
- 高感度性能: 上記の技術により、従来のExmor CMOSセンサーよりも高感度を実現しています。
- 高速読み出し: 高速な信号処理により、高速連写や4K動画撮影に対応できるようになっています。
Exmor Tで培った技術をスマートフォン向けに落とし込んだシリーズが、Exmor T for mobileとなります。
センサーサイズそのものを拡大しただけでなく、二層トランジスタ採用によってフォトダイオードが大きくなり、1画素当たりの飽和電荷量を大幅に増やすことに成功しています。
また、Xperia 1 VIには遂にベイパーチャンバーが採用されます。
ベイパーチャンバーとは、熱伝導性を向上させるための技術・仕組みの一つです。
ヒートシンクのベースを中空構造にし、その中に揮発しやすい液体を封入します。熱源からの熱により、その液体が気化して空間に広がり、ヒートシンク側に到達すると熱が放出されて液体に戻ります。
このサイクルを繰り返すことで、熱を効率的に拡散させ、デバイス内部の温度を下げることができます。
先代のXperia 1 Vでは、ベイパーチャンバーを搭載していませんでした。
そのせいか、Xperia 1 Vで動画撮影やゲームなどの負荷が高い作業を長時間行うと、発熱でカメラアプリが落ちたりするなどの問題が報告されていました。
「Xperia 1 VIはベイパーチャンバーを搭載する」といった情報は以前にもリークされましたが、今回の画像が出回ったことにより、リークの信憑性はより一層高まったと言えるでしょう。
Xperia 1 VIのバッテリーは5000mAhで、これはXperia 1 Vから変わっていません。
また、ワイヤレス充電とリバースチャージなどにも対応しており、この点についてもXperia 1 Vの機能を継承しています。
もしかしたら、Xperia 1 VIはXperia 1 Vとバッテリーを共有しているのかもしれません。
Xperia 1 VIではフロントステレオスピーカーを継承し、Hi-Res AUDIO / Hi-Res AUDIO WIRELESS / LDAC / DSEE Ultimate / 360 REALITY AUDIOなどなど、オーディオ関連の機能は充実。
もちろん、3.5mmオーディオジャック/イヤホンジャックも搭載。この辺りはさすがソニーといったところでしょう。
参考 : twitter.com/xperia_japan / twitter.com/evleaks / www.gsmarena.com