シリーズ共通のデザイン変更点
Google Pixel 11シリーズ全3モデルのCADレンダリング画像とスペック情報が出揃いました。
Pixel 11・Pixel 11 Pro・Pixel 11 Pro XLの3モデルが2026年8月にまとめてリリースされる見込みで、今週にかけて各モデルのリーク情報が相次いで公開されています。
デザインの変化・SoCの進化・モデムの刷新・各モデルの価格帯まで、現時点で判明しているすべての情報をこの1記事に集約してお届けします。
購入を検討しているユーザーはもちろん、Androidスマートフォン市場全体の動向を追いたい方にも参考になる内容です。

全モデルでカメラバンプが全面ブラックアウト

Pixel 11シリーズ3モデルに共通する最大のデザイン変更は、カメラバンプのカラーリングです。
Pixel 10・Pixel 10 Pro・Pixel 10 Pro XLはいずれも、フラッシュ周辺にボディカラーが入る2トーンのカメラバンプデザインを採用していました。これに対してPixel 11シリーズでは、カメラバンプのフレーム部分にのみボディカラーが残り、バンプ全体がブラックで統一される方向に変わっています。
より引き締まったシャープな印象になるデザインで、シリーズ全体の統一感という点では歓迎できる変化です。
基本フォルムはPixel 9世代から継続で3年目へ
全体的なフォルムはPixel 9世代から続くデザイン言語を踏襲しており、Pixel 11シリーズでそのデザインは3世代目を迎えます。
Googleはかつて「デザインの刷新は2〜3年ごとに行う」という方針を示したことがあり、Pixel 12シリーズではより大きなデザイン変更が来る可能性があります。ただし、現在のデザイン言語はGoogleのブランドイメージとしてすでに定着しているため、変化があるとしても漸進的なものにとどまると考えるのが自然でしょう。
Pixelの代名詞とも言える、他のほぼすべてのAndroidスマートフォンとは逆側に配置された電源ボタンも、引き続き健在です。
CADレンダリング画像の信頼性について

今回リークされたレンダリング画像はいずれも、Googleがケースメーカー向けに提供するCADデータをもとに作成されたものです。
ボディの寸法・ボタン配置といった大枠の情報は精度が高い一方、ベゼルの太さやカラーバリエーションといった細かいディテールについては、最終製品と異なる可能性があります。
レンダリング上で使われているカラーはあくまで視覚的な演出のためのものであり、Pixel 11シリーズの正式なカラーラインアップを意味するものではありません。
また、昨年のPixel 10からGoogleが米国モデルでSIMカードスロットを廃止したことを踏まえると、Pixel 11シリーズの米国版にも物理SIMスロットは搭載されない可能性が高いと見られています。
各モデルのスペック詳細
Pixel 11:コンパクト標準モデル

ディスプレイとボディ
ボディサイズは152.8×72×8.5mmで、Pixel 10とほぼ同一です。
ディスプレイは6.3インチのLTPO AMOLEDパネルを継続採用しています。LTPOによるリフレッシュレートの可変制御は省電力性と滑らかな表示の両立という点で優れており、コンパクトなスマートフォンとしては引き続き実力のある画面仕様です。
ただし、ディスプレイサイズもパネル仕様も前世代から据え置きという点は、前世代からの乗り換えを検討しているユーザーには刺さりにくい部分です。前世代のPixel 10でベゼルの太さへの批判が多かっただけに、今回のCADレンダリングでベゼルが明らかに細くなっていることは、見た目の印象を大きく変える改善点として評価できます。
SoC・RAM・ストレージ
搭載SoCはTensor G6で、7コア構成が予想されています。また、Samsungのモデムを廃止しMediaTekのM90モデムへ切り替えることが報じられています。接続安定性への不満が長く続いていただけに、モデム変更が実現すれば実用面での改善として素直に評価できる変化です。
RAMは12GBを維持する見込みです。
ストレージは128GBスタートになる可能性が高いとされており、ここは率直に言って物足りない部分です。Galaxy S26シリーズもiPhone 17シリーズもすでに256GBをベース容量に移行させている現状で、799ドル台のスマートフォンが128GBスタートというのは説得力がありません。
バッテリー
バッテリー容量は5,000mAhを搭載する見込みです。
充電速度やカメラスペックの詳細は現時点では未公開です。
Pixel 11 Pro:コンパクトProモデル

ディスプレイとボディ
ボディサイズは152.7×71.8×8.4mmで、Pixel 10 Proとほぼ同一ながらわずかに薄く・細くなっています。
ディスプレイはPixel 11と同じく6.3インチのLTPO AMOLEDパネルを継続採用しています。コンパクトなProモデルという立ち位置は変わらず、片手操作を重視するユーザー向けのポジションを維持します。
ベゼルについては、Pixel 10 Proと比べて大きな改善がない可能性が指摘されています。競合、特にAppleが今後1〜2年以内に1.1mmという極薄ベゼルを採用すると噂される中で、Googleのベゼルの厚みは今後さらに際立ってくる可能性があります。Proモデルとして、ここは改善が強く求められる部分です。
SoC・RAM・ストレージ
SoCはPixel 11と共通のTensor G6を搭載する見込みで、モデムもMediaTek M90への切り替えが予想されています。
RAMは16GBが維持される見込みですが、RAM価格の高騰を受けてGoogleが12GBに削減する可能性も指摘されています。Proの名を冠するモデルでのRAM削減は明確なスペックダウンであり、もし実行されるなら相応の批判を受けることになるでしょう。
ストレージは128GBスタートになる可能性が高く、ここはPixel 11と同様に批判を免れません。Galaxy S26もiPhone 17も256GBをスタンダードにした時代に、Proモデルで128GBを継続することには合理的な説明が難しい状況です。なお、昨年のPixel 10 Pro XLはすでに256GBスタートを実現しており、Pixel 11 Proでも同様の対応を期待したいところです。
バッテリー
バッテリー容量は5,000mAhを搭載する見込みで、Pixel 11と同容量です。
Pixel 11 Pro XL:最上位大画面モデル

ディスプレイとボディ
ボディサイズは162.7×76.5×8.5mmで、Pixel 10 Pro XLとほぼ同一ながら、わずかに薄く・短く・細くなっています。
ディスプレイは6.8インチのLTPO AMOLEDパネルを継続採用します。スマートフォンのディスプレイサイズはフォルダブル以外では一定の上限に近づきつつある中、6.8インチという大画面を維持しながらボディをわずかにスリム化したことは、持ちやすさの観点では小さな前進と言えます。ただし、パネルスペック自体の据え置きは変化のなさとして受け取られるリスクもあります。
SoC・RAM・ストレージ
SoCはシリーズ共通のTensor G6を搭載し、MediaTek M90モデムへの切り替えが予想されています。
RAMはPixel 10 Pro XLと同様の16GBが維持される見込みですが、Pixel 11 Proと同様にコスト圧力から12GBに削減される可能性も否定できません。
ストレージはPixel 10 Pro XLがすでに256GBスタートを実現していたことを踏まえ、Pixel 11 Pro XLも256GBスタートを継続する可能性が高いと見られています。この点はシリーズの中では比較的安心できる部分であり、Pixel 11 Proが128GBスタートのままであれば、Pro XLを選ぶ理由の一つになります。
バッテリー
バッテリー容量は約5,500mAhになると予想されています。
Pixel 11・Pixel 11 Proの5,000mAhより500mAh多く、大画面モデルとして余裕のある容量を確保しています。
3モデルのスペック比較表
| 項目 | Pixel 11 | Pixel 11 Pro | Pixel 11 Pro XL |
|---|---|---|---|
| ボディサイズ | 152.8×72×8.5mm | 152.7×71.8×8.4mm | 162.7×76.5×8.5mm |
| ディスプレイ | 6.3インチ LTPO AMOLED | 6.3インチ LTPO AMOLED | 6.8インチ LTPO AMOLED |
| SoC | Tensor G6 | Tensor G6 | Tensor G6 |
| RAM | 12GB(予想) | 16GB(削減の可能性あり) | 16GB(削減の可能性あり) |
| ストレージ | 128GBスタート(予想) | 128GBスタート(予想) | 256GBスタート(予想) |
| バッテリー | 5,000mAh | 5,000mAh | 約5,500mAh |
| カメラ構成 | トリプル | トリプル | トリプル |
発売時期の予想
Pixel 11シリーズは3モデルまとめて2026年8月のリリースが予想されています。
Googleは過去2世代にわたって8月に発表・発売を行っており、Pixel 9は2024年8月13日発表・8月22日発売、Pixel 10は2025年8月20日発表・8月28日発売というスケジュールでした。Pixel 11シリーズも同様のパターンに沿う可能性が高いと見られています。
ただし、昨年はPixel 10 Pro FoldとPixel Watch 4の発売が約1か月遅れる段階的なロールアウトになったという経緯もあります。特定のモデルで同様の遅れが生じる可能性もゼロではないため、発表時のアナウンスを確認する必要があります。
リリースタイミングとしては、SamsungのGalaxy Z Fold 8シリーズの発売後、9月に登場するAppleの新型iPhoneよりも前というポジションになる見込みです。夏のスマートフォン商戦において、GoogleはSamsungとAppleの狭間に位置する形でPixelシリーズを投入することになります。
| モデル | 発表 | 発売 |
|---|---|---|
| Google Pixel 11シリーズ | 2026年8月(予想) | 2026年8月(予想) |
| Google Pixel 10シリーズ | 2025年8月20日 | 2025年8月28日 |
| Google Pixel 9シリーズ | 2024年8月13日 | 2024年8月22日 |
価格の予想と日本円換算
現時点では全モデルの価格が未発表です。
RAM・フラッシュストレージ・SoC関連部品のコストが変動している現状を踏まえると、Googleが最終価格を確定するのは発表直前になる可能性があります。各モデルの価格予想と、2026年4月時点の為替レート約159円/ドルをもとにした日本円換算は以下の通りです。
Pixel 11の価格予想
前世代のPixel 10が799ドルでスタートしていることを考えると、Pixel 11も同価格帯を維持する可能性が高いと見られています。
- 799ドルスタートの場合:約127,000円前後
ストレージを256GBスタートに引き上げた場合、実質的な値上げとして価格帯が変動する可能性もあります。
Pixel 11 Proの価格予想
前世代のPixel 10 Proは999ドルスタートで販売されていました。Pixel 11 Proも同価格帯を維持するか、ストレージを256GBスタートに引き上げる形で実質値上げになる可能性があります。
なお、現在の256GB版Pixel 10 Proは1,099ドルで販売されており、もしPixel 11 Proが128GBを廃止して256GBスタートに移行した場合、この価格帯がベースラインになる可能性があります。
- 999ドルスタートの場合:約158,800円前後
- 1,099ドルスタートの場合:約174,700円前後
Pixel 11 Pro XLの価格予想
前世代のPixel 10 Pro XLは1,200ドルスタートで販売されていました。Pixel 11 Pro XLも同価格帯を維持するか、最大100ドル程度の値上げになる可能性が指摘されています。
- 1,200ドルスタートの場合:約190,800円前後
- 1,300ドルスタートの場合:約206,700円前後
円安傾向や国内の税込表示・流通コストなどの要因によっては、実売価格はいずれのモデルもさらに上振れる可能性があります。特にPixel 11 Pro XLについては、20万円超えが現実的な選択肢になる価格水準です。購入を検討しているユーザーは、正式発表後の国内価格を慎重に確認することをお勧めします。
| モデル | 米国想定価格 | 日本円換算(約159円/ドル) |
|---|---|---|
| Pixel 11 | $799 | 約127,000円前後 |
| Pixel 11 Pro | $999〜$1,099 | 約158,800〜174,700円前後 |
| Pixel 11 Pro XL | $1,200〜$1,300 | 約190,800〜206,700円前後 |
シリーズ全体への評価と注目ポイント

共通の進化:モデム変更が実は大きい
3モデル共通の変更点として、SamsungモデムからMediaTek M90モデムへの切り替えが報じられています。
スペックシートには現れにくい変更ですが、日常的な通信品質・バッテリー効率・接続安定性に直接関わる部分であり、Pixelユーザーから長く続いていたSamsungモデムへの不満が解消されるとすれば、地味ながら最も体感に影響する改善点になる可能性があります。
共通の懸念:ストレージとRAMの据え置き・削減リスク
一方で、全モデルに共通する懸念点がストレージとRAMの問題です。
Pixel 11とPixel 11 Proは引き続き128GBスタートになる可能性が高く、競合他社が256GBをスタンダードに移行させている現状と比較すると、見劣りする部分です。さらにRAMについては、コスト圧力を受けてPixel 11 Proが16GBから12GBに削減される可能性まで指摘されています。これが実現した場合、Proモデルとしての訴求力に大きなダメージを与えることになるでしょう。
モデル選びの基準
現時点のリーク情報をもとにすると、3モデルの立ち位置はおおよそ以下のように整理できます。
コンパクトさを最優先にしつつコストを抑えたいならPixel 11、同じコンパクトサイズでProのカメラ性能を求めるならPixel 11 Pro、大画面・大容量バッテリー・256GBストレージの安心感を最優先にするならPixel 11 Pro XLという選択肢になります。
ストレージの面では、Pixel 11 Pro XLのみが256GBスタートを維持する可能性が高く、この差はクラウドストレージを使わない運用スタイルのユーザーにとって特に重要な判断材料になりそうです。
まとめ
Google Pixel 11シリーズは、全面ブラックのカメラバンプというデザイン変更、Tensor G6へのSoC刷新、そしてMediaTekモデムへの切り替えという共通の進化を持つ3モデル構成です。
見た目の変化としてはPixel 11のベゼル薄型化が最も目立ち、実用面ではモデムの変更が最も影響の大きい改善点になるでしょう。一方で、ディスプレイ仕様の据え置き、128GBスタートのストレージ継続可能性、そしてRAM削減リスクという懸念は、Proモデルを選ぶユーザーほど気になる部分になります。
発売は約4か月後の2026年8月を予定しており、詳細スペックや正式価格は今後順次明らかになっていく見込みです。特に価格については、部品コストの変動次第で直前まで変わる可能性があるため、購入を検討しているユーザーは発表時の情報を改めて確認することをお勧めします。




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