Pixel 10 Pro/XL「超解像ズームPro」が酷すぎると話題
Googleが最新スマートフォンとして投入したPixel 10 Pro / Pixel10 Pro XLには、注目の機能として「超解像ズーム Pro」が搭載されています。
この機能は最大で100Xという高倍率ズームを可能にし、生成AIを活用して長距離撮影の画質を向上させることを目指しています。
しかし、ネット上に公開されたズーム写真サンプルでは、その仕上がりに大きな課題が見えています。


Redditのユーザーが店舗内でPixel 10 Pro XLの超解像ズームProを試した結果を投稿しており、30Xおよび100Xの比較写真が公開されました。
30Xでは比較的きれいに描写されていたものの、アート作品や細かな文字ではAIが無理に情報を補おうとしたのか、不自然なエッジや破綻が見受けられました。
100Xでは問題がより深刻です。Pixel 10 Pro XLは、完全に現実とは異なる画像を生成しており、人物の顔は輪郭が崩れ、特徴が失われ、マリオカートワールドのロゴや文字はもはや英語のアルファベットと認識できないレベルにまで歪んでいました。


一方、CNETもPixel 10 Proシリーズの超解像ズームProを用いたAIズーム写真を公開しており、30Xで撮影された都市風景では比較的鮮明でシャープな仕上がりが得られていました。
この結果は、建物や輪郭がハッキリわかるオブジェクトなど、ある程度AIが予測しやすい被写体に対して効果を発揮するというこれまでの傾向と一致しています。
Reddit上での投票結果も興味深く、「良さそう」と答えたユーザーが15%、「悪くないが改善の余地あり」が43%、「期待外れ」という意見が42%を占め、評価は賛否両論となっています。
しかしながら、100Xで撮影された飛行機のサンプルは特に問題が顕著でした。
GoogleのAIが生成した機体は、実際の構造とは程遠い仕上がりと言えます。
ただし、Googleによると、超解像ズームによるAI生成画像は人物には適用されないとのこと。
人が写り込んだ写真では従来型の画像処理が行われるため、顔が変形するといったリスクは低いと考えられます。それでも、現状では超解像ズームProが長距離ズームにおける解決策とは言えない状況です。
Googleからの提供を手放したくないYouTuberやレビュアーたちは超解像ズームProについてベタ褒めしかしていませんが、被写体によっては完全な虚偽を作り出すという負の側面も触れなければ、ユーザーにとって良いレビューとは言えません。

vivo X200 UltraのAIズームON/OFF比較
少しおまけ的な内容として、私が持っているvivo X200 UltraのAIズームON/OFFの違いについて比較してみます。
これはX200 Ultraが届いたときに既に検証済みではありますが、記事にはしていなかったため、今回ついでに紹介します。
下記画像は、左側がAIズーム、右側がAIズームOFFです。ズーム倍率は30Xと100Xで撮影しています。








こちらはクローズアップして撮影した写真で、もちろんAIズームはOFFです。


この比較を見て言えることは、AIズームはやはりアート部分の描写にはめっぽう弱いということです。
文字は比較的得意とはいえ、曲線が多かったり密度が高い漢字などには弱く、グチャグチャになっている部分も多数見受けられますね。
他社でもAIズームが搭載されている機種は多く存在しますが、それらについても同様の傾向を見ることができます。
vivoに関してはAIズームの使用をユーザーに委ねており、ON/OFFを切り替えることができるのは救いです。私は常時OFFに設定しています。
他社については存じ上げませんが、おそらくどの機種もON/OFFは切り替え可能なはずで、少なくともPixel 10 Pro / XLは可能だと思われます。(Redditの投稿でON/OFFの比較が投稿されているから)
結局のところ、高倍率ズームで本当に鮮明な画質を得ようとするなら、AI生成頼みのその場しのぎではなく、根本的なハードウェア強化が不可欠です。
参考 : www.reddit.com / www.androidauthority.com / store.google.com



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