Galaxy S26 Ultraの最新デザインと詳細スペックがリーク

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2025年10月5日2025年11月8日

Galaxy S26 UItraのデザイン/スペックが漏洩

SAMSUNGが2025年の上半期に投入を予定している次期フラッグシップ、「Galaxy S26 Ultra」のCADベースレンダリング画像が新たに公開されました。

これはシリーズ最上位モデルにあたる端末であり、今回のリークによってGalaxy S26シリーズの全モデルが出揃う形となります。

今回の情報は、先日公開されたS26 ProおよびS26 Edgeのレンダリングに続くもので、これでシリーズ三機種すべてのデザインが明らかになったことになります。

レンダリング画像は複数の角度からS26 Ultraの姿を映し出しており、さらに360度で端末全体を確認できる動画も同時に公開されています。

SAMSUNGが設計思想を大きく変えたわけではありませんが、細部においては明確な進化が見て取れます。

この記事ではデザインの特徴からスペックの噂、前モデルGalaxy S25 Ultraとの比較まで、現時点で判明している内容を徹底的に整理していきます。

フラットディスプレイを継続採用しつつ洗練された外観へ

まず外観ですが、Galaxy S26 Ultraは前モデル同様にフラットディスプレイを採用しており、画面上部中央にはパンチホール型のインカメラを配置しています。

ベゼルは非常に細く、上下左右がほぼ均一な幅で設計されているため、全体として非常にシンメトリックな印象を与えます。

ディスプレイの四隅はごく僅かに丸められており、手に持ったときの角の当たりを軽減する工夫が施されています。

これにより、エッジを削ぎ落としたフラットデザインながらも、角張りすぎない滑らかな握り心地を実現しているようです。

本体右側には物理ボタン類が並び、上から音量キー、下に電源/ロックキーが配置されています。

左側にはボタン類が一切存在せず、底面にはSIMカードスロット、USB Type-Cポート、メインスピーカー、そしてS Penスロットが並びます。

S Penは左下の角部分に収納される設計で、Noteシリーズ以来の伝統的なスタイルを継承しています。

背面デザインはより立体的に、カメラアイランドが復活

Galaxy S26 Ultraの背面には、これまで通り4つのカメラが搭載されますが、配置と構造が大きく見直されています。

これまでのS25 Ultraではレンズがそれぞれ独立して配置されていましたが、S26 Ultraでは3つのカメラが縦に並ぶ「カメラアイランド」構造が復活するようです。

このアイランド部分は背面パネルから約4.5mm突き出しており、全体厚は7.9mm、カメラ部を含めた最大厚は12.4mmとされています。

残る1つのカメラはこのアイランドの隣に独立して配置され、背面パネルから直接突き出す形となります。

そのすぐ上部にはLEDフラッシュと追加センサーのための開口部が設けられており、カメラユニット全体が前モデルに比べてより立体的な造形になっていることがわかります。

以前までの独立したカメラレンズスタイルとどっちが良いかは好みの問題ですが、個人的にはS26Ultraのデザインのほうが好きです。

背面パネル自体は完全にフラットな仕上げで、マットな質感を採用する可能性が高いです。

フレームは基本的にフラットでありながら、側面のエッジ部分がわずかに前後へと丸められており、持ちやすさを意識した微細な調整が感じられます。

全体としては直線的でモダンな印象を維持しつつも、実用面の快適さも両立させたデザインといえるでしょう。

S25 Ultraとの比較

Galaxy S25 UltraとS26 Ultraを並べて比較すると、一見大きな変化はないように思えるかもしれません。

しかし、細部をよく見ると複数の違いがあります。最も目立つのはカメラ構造で、S26 Ultraではカメラアイランドが復活し、より一体感のある背面デザインになっています。

また、四隅の曲線がわずかに丸っこく変更されており、手に持った際の感触も柔らかくなっています。

さらに、カメラリングの周囲に施されていた光沢処理が廃止され、S26 Ultraではよりマットで控えめな仕上がりになっている点も特徴です。

これにより、全体的に落ち着いた印象を与え、高級感のあるデザインに進化したと言えるでしょう。

Galaxy S25 Ultraのテカテカカメラリングは安っぽく見えることで批判の種になっていたため、ここが改善されたことはユーザーにとって大きなメリットですね。

SAMSUNGロゴの位置は従来と同じく背面中央下部に配置される見込みです。

Snapdragon 8 Elite Gen 5とExynos 2600、2種類のチップ構成の可能性

内部構成に目を向けると、Galaxy S26 UltraにはQualcommの最新チップSnapdragon 8 Elite Gen 5が搭載される見込みです。

このチップは2025年のSnapdragon Summitで発表されたばかりの最先端プロセッサで、TSMC 3nmプロセスで製造されています。

SAMSUNG向けの「for Galaxy」バージョン（オーバークロック版）が採用される可能性も高く、パフォーマンスの面では現行モデルを確実に上回ると見られます。

一方で、SAMSUNG独自のExynos 2600を採用する可能性も指摘されています。

こちらは2nmプロセスの新開発チップで、一部地域ではこのExynos版が提供されると噂されています。

過去にも欧州市場向けにExynosモデルが販売された経緯があるため、今回も地域によるチップの差別化が復活するかもしれません。

メモリは最大16GBのLPDDR5X RAMを搭載し、ストレージは256GB/512GB/1TBの3構成、いずれもUFS 4.0（またはUFS 4.1）対応で、拡張スロットは非対応とされています。

高速化された内部ストレージにより、アプリ起動やデータ転送速度がさらに向上することが期待されます。

ディスプレイはM14 OLED採用、CoE技術で薄型化と反射低減

ディスプレイは新開発のM14 OLEDパネルが採用される予定で、CoE（Color Filter on Encapsulation）技術も搭載されると伝えられています。

この技術により、ディスプレイ層の厚みを減らすことができ、光の透過率を高めつつ反射を抑えることが可能になります。

その結果、より高い明るさとコントラストを維持したまま、屋外でも視認性を確保できる設計になると考えられます。

画面サイズは6.89インチで、マーケティング上は6.9インチと表記される可能性があります。

解像度はQHD+（3120×1440）、リフレッシュレートは1〜120Hzの可変式で、S25 Ultraと同等の仕様を維持します。

ベゼルのさらなる狭小化と合わせて、没入感のある映像体験を実現するでしょう。

充電とバッテリー：最大60W有線充電、Qi2.2対応の可能性

充電仕様に関しては、複数の情報が錯綜しています。

従来通り45Wの有線充電が継続されるという説もありますが、一部では最大60Wの有線充電対応に引き上げられる可能性があるとも報じられています。

さらに、ワイヤレス充電ではQi2.2規格に対応し、最大25Wの高速充電をサポートするという情報もあります。

SAMSUNGは今回、端末内部に磁石を内蔵することで、MagSafeのような磁気式ワイヤレス充電を実現する意図があるとも言われています。

これが実現すれば、Sシリーズとしては初めて磁気ワイヤレス充電を本格的にサポートするモデルとなるでしょう。

なお、バッテリー容量は前世代と同じく5,000mAhで、持続時間の向上は主にSoCの省電力化によって達成される見込みです。

OSはAndroid 16を搭載し、ユーザーインターフェースはOne UI 8または8.5となる見込みです。

カメラ構成：200MPメイン＋50MP超広角＋10MP望遠＋50MPペリスコープ

カメラ構成については、見た目は変わっていますが中身はほとんど変化がありません。

メインカメラは200MPのISOCELL HP2センサーを維持しつつ、F値をf/1.7からf/1.4へ拡大。これにより低照度環境でも光を多く取り込むことができ、夜間撮影性能の向上が期待されます。

センサーサイズは1/1.3インチで、OIS（光学式手ブレ補正）にも対応します。

超広角カメラは50MPセンサー（f/1.9、1/2.5インチ、画角120度）を採用し、これはGalaxy S25 Ultraと全く同じものとなっています。

望遠カメラはなんと弱体化する見込みで、10MP（f/2.4、1/3.94インチ、3倍光学ズーム）とされ、これはS25 UltraのSony IMX754 (1/3.52インチ) よりも小型のセンサーとなります。

ただでさえ酷かったS25 Ultraの望遠カメラからどのように変化しているのかが気になるところ。

10MP 1/3.94インチの望遠カメラなど、S26 Ultraの4分の1程度の価格帯のモデルですら見かけないレベルで超低スペックなため、画質には一切何も期待しないほうがいいでしょう。

ペリスコープ望遠カメラは50MP（f/3.4、1/2.52インチ、5倍光学ズーム）を搭載し、これについてもGalaxy S25 Ultraから一切進化なし。

まとめ

Galaxy S26 Ultraはデザインがより洗練されたことに加え、内部設計や細部の仕上げにおいて確実な進化を遂げています。

最新のSnapdragon 8 Elite Gen 5やExynos 2600による性能向上、M14 OLEDパネルとCoE技術による視認性改善、そして最大60Wの高速充電とQi2.2対応など、使い勝手を大きく底上げする要素が多数盛り込まれています。

一方で、バッテリー容量やカメラ構成など主要仕様の多くはS25 Ultraと共通しており、進化した部分でかかったコストを他の部分で抑えているという印象が強いモデルでもあります。

正式発表まではまだ数か月先とみられますが、これまでのCADレンダリングリークとスペック情報リークの精度を考えると、実際の製品版も今回紹介した内容に近い形で登場する可能性が高いと見られます。

現状では具体的な発売日や価格は明らかになっていませんが、それは今後のリークで必ず判明することでしょう。

参考 : www.androidheadlines.com