SHARP AQUOS sense8が11月17日発売!
11月9日、SHARPはAQUOS sense8 (SH-M26) のSIMフリーモデルを11月17日に発売することを明かしました。
気になる価格については、税込で5万円台後半程度に収まる見込みです。
比較として、docomoが62,150円、楽天モバイルは63,800円、auだと59,800円です。
おそらく、SIMフリーでの価格はauよりも少し安い程度になると予想されます。
ここからは、AQUOS sense8のハードウェアスペックについておおまかにみていきましょう。
AQUOS sense8の主要なスペック
SoCはSnapdragon 6 Gen 1
AQUOS sense8はSoCにQualcomm Snapdragon 6 Gen 1を採用。
先代モデルと比較して、CPUが36%、GPUは33%のスペックアップを果たしています。
メモリは6GB LPDDR4X、ストレージが128GB UFS2.2。どちらも旧型の規格ですが、普通に使う分には何も問題ないレベルの速度があります。
しかしながら、ストレージは少なめだと感じます。128GBでは、写真/動画をたくさん撮る人や、ゲームを多くインストールする場合には容量不足に陥るはずです。
(Aquos sense8は最大1TBのmicroSDXCに対応しているので、容量を増やしたい方はSDカードを使用することもできます)
ベンチマークソフトであるAntutu ver.10のスコアは60万点ほど、GeekBench6のマルチスレッドスコアが2851点、シングルスレッドスコアは968点です。
これがどれほどの性能かというと、だいたいミドルレンジ程度になります。
YouTubeや映画などの動画視聴、X(Twitter)やInstagramなどのSNSを含む普段使いは問題なくこなすことができ、ある程度ゲームもできるかなといった印象です。
6.1インチのコンパクトサイズ
AQUOS sense8のディスプレイは6.1インチのIGZO OLED。
昨今のスマホは大型化が著しいですが、AQUOS sense8は6.1インチのコンパクトなサイズ感を維持しています。
加えて、10bitカラー / 最大輝度1300nit / 90Hzリフレッシュレート (黒挿入で180Hzになる)など、この価格帯にしては悪くないスペックです。
さらに、本体重量は159gしかありません。重量はスマホの使いやすさに日常的に影響を及ぼす要素ですから、159gという軽さは魅力的すぎます。
カメラスペックは据え置き
AQUOS sense8のメインカメラは50MP 1/1.55インチ F1.9。超広角カメラは8MP F2.4と、ハードウェア自体はAQUOS sense7と同じものを受け継いでいます。
メインカメラにはOIS(光学式手ぶれ補正)を搭載しており、夜景/動画撮影などにおいて手ブレを解消する効果を発揮。
全画素PDAFにも対応し、高速かつ正確なオートフォーカス性能を有しています。
また、明るい場所でのズーム撮影時には、自動で高画素モードに切り替わる機能を採用。
いわゆるリモザイクですね。50MPイメージセンサーは4in1(4つを1つにまとめる)ピクセルビニングをしていて、通常は12.5MPの映像を出力しています。
リモザイクでは、ピクセルビニングをせずに50MPの高解像度写真を出力し、写真のディテールを大幅に向上させます。
AQUOS sense8はこれをズームで活用し、一定倍率からリモザイクによる高解像度写真を取得。
このおかげで、デジタルズームでも高画質な写真撮影ができるというわけですね。
ソフトウェアでは、シャッターボタンを自分の好きな位置に移動できる便利機能が付いています。
この機能は、例えば片手操作時にシャッターボタンが押しにくい時にとても助かりますね。
さらに面白いオプションとして、レンズフィルターを装着できるケースが用意されています。
このケースは別売りですが、これを使えばクロスフィルターやプロソフトンフィルターなどの一眼カメラ用フィルターをスマホでも使えるようになります。
私自身フィルターを使って撮影する機会がちょいちょいありますが、写真を撮る楽しさや撮れる写真の幅が大きく広がります。
写真にこだわりたい人、もっと楽しく写真撮影をしたい人には是非おすすめしたいオプションです。
大容量バッテリーで長い電池持ち
AQUOS sense8は6.1インチのコンパクトサイズでありながら、バッテリー容量は5000mAh搭載。
このサイズにしてはかなり頑張っていて、2日間使っても余裕の電池持ちを謳っています。
実際には2日間以上使えるかと言うとおそらく難しいのですが、それでも、まる1日は余裕で使えるであろうことが予想できます。
スマホをあまり使わないタイプの人であれば、2日以上使えるというのもあながち嘘ではないかもしれませんね。
一方で、残念ながら急速充電には対応していません。
急速充電があれば急いでいる時にサッと数十パーセント充電できたりして便利なんですが、ここは5万円台ということで仕方ないと割り切るしか無いでしょう。
また、充電が90%に達したらそれ以上のチャージをストップするという、Xperiaで言うところの「いたわり充電」もサポートしています。
ソフトウェアアップデート期間は最大5年
AQUOS sense8のソフトウェアアップデート期間は、OSバージョンのアップデートが最大3回、セキュリティアップデートが5年間です。
OSバージョンアップデートは、Android 13, Android 14, Android 15といった具合に、Androidバージョンのアップデートを指しています。
スマホの買い替え頻度が高くない人だと、一度購入したら3年〜5年は使うという方は珍しくありません。
そういった人にとって、5年間のセキュリティアップデートはありがたいサポートと言えるでしょう。
MIL規格とIP68防水防塵対応
AQUOS sense8の大きな魅力として、MIL規格16項目に準拠した頑丈なボディーと、IP68規格の防水防塵に対応していることが挙げられます。
5万円台のグレードでは、価格を下げるためにこういった機能を省くメーカーは少なくありません。
それらの機種と比較して、AQUOS sense8の企業努力には脱帽です。
全体のスペックが底上げされてMIL規格やIP68防水防塵対応、さらに重量は159gの超軽量。
これだけいろいろ詰め込んで価格が6万円を切るというのは、素晴らしいと言う他ありません。
深刻な円安や半導体不足などの影響によってAQUOS sense7よりも1万円ほど値上がりしたとはいえ、その中身をよく見てみれば申し分ない価格設定と言えます。
参考 : jp.sharp
aquos sense8 simフリー / aquos sense8 価格