【カメラ性能対決!】iPhone 13 Pro vs Vivo X70 Pro+

vivo x70 pro vs iphone 13 pro
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    iPhone 13 Pro vs Vivo X70 Pro+

    vivo x70 pro plus レビュー

    この記事では、カメラ性能最強と名高い「vivo X70 Pro+」と、iPhone史上最強のカメラ性能を持つ「iPhone 13 Pro」を比較します。

    DXOMARKスコアはそれぞれ131点・135点で、iPhone 13 Proのほうが若干高い数値を獲得。

    しかし、実際のところはどうでしょうか?
    様々なシチュエーションでの作例をもとに、どっちがより優れたカメラを持っているのか、一緒に見ていきましょう。

    それぞれのカメラスペック

    vivo x70 pro plus レビュー

    【vivo X70 Pro+】
    ・広角 : GN1 | f1.57 | 1/1.31インチ | 1.2μm (4in1→2.4μm) | OIS
    ・超広角 : IMX598 | f2.2 | 1/2.0インチ | 0.8μm (4in1→1.6μm) | Micro-PTZ(ジンバルOIS)
    ・中間望遠 : IMX663 | f1.6 | 1/2.93インチ | 1.22μm | OIS
    ・望遠 : OV08A10 | f3.4 | 1/4.4インチ | 1.0μm | OIS

    【iPhone 13 Pro】
    ・広角 : IMX703 | f1.5 | 1/1.66インチ | 1.9μm | センサーシフトOIS
    ・超広角 : IMX772 | f1.8 | センサーサイズ不明 | 1.0μm
    ・望遠 : IMX713 | f2.8 | センサーサイズ不明 | 1.0μm | OIS
    ・深度 (LiDAR) : IMX590 | f値不明 | 1/3.4インチ | 1.0μm

    X70 Pro+は全カメラにOISを搭載しているのに対し、iPhone 13 Proはメインカメラと望遠のみOISを搭載。

    また、X70 Pro+はメインカメラと超広角カメラが4in1ピクセルビニングに対応し、ビニング時のピクセルサイズはそれぞれ2.4μm / 1.6μm。

    ピクセルサイズが大きければ大きいほど取り込める光量が増えるため、低照度条件下では特に重要な部分になります。

    HDR性能

    HDRは白飛び・黒潰れを抑える機能。

    写真の見栄えに直結すると言っていいほど、カメラを語る上でかかせない重要な機能です。

    先に結論を述べてしまえば、HDR性能はX70 Pro+の “圧勝”
    iPhone 13 Proでは足元にも及ばないほど、X70 Pro+のHDR性能は圧倒的です。

    (写真をクリックすると、撮ったまんまの高画質な写真を見ることができます)


    【メインカメラ】

    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓


    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓


    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓


    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓


    【超広角カメラ】

    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓


    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓


    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓


    【望遠カメラ】
    (13 Proは光学3X、X70 Pro+は光学2Xのため、画角に違いがあります)

    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓


    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓


    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓


    (13 Proは3X、X70 Pro+は5Xペリスコープでの比較)

    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓


    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓

    iPhone 13 Proは白飛び・黒潰れがひどく、12万円超えのフラッグシップ機とは思えない出来栄えです。

    撮影環境によっては、「Xiaomi Mi Note 10 (2019年発売、中古2万円)」にすらHDR性能で負けている場面があるほど。(作例はTwitterにて)

    もう一度言いますが、iPhone 13 Proは12万円以上する高級機種です。
    さすがに、カメラの基本でもあるHDRは もっとチューニングしてほしいところ。

    色再現性

    色再現性は、デバイスで再現できる色の範囲を表す言葉ですが、この記事では「どれだけ肉眼で見た色に近いか」を示す言葉として使用させて頂きます。

    vivoには自動で色を調整する機能があり、それをONにしているとビビットな色合いに調整されます。

    それだと色再現性が微妙になるため、今回の比較は「ZEISSナチュラルカラーモード」で撮影。(サードパーティアプリではなく、標準カメラアプリの機能)

    このモードはナチュラル(自然)な色味を再現してくれるため、色再現性がグッと高まるというわけです。

    (写真をクリックすると、撮ったまんまの高画質な写真を見ることができます)


    【メインカメラ】

    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓


    【超広角カメラ】
    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓


    【望遠カメラ】
    (13 Proは3X、X70 Pro+は2X)

    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓


    【マクロカメラ】
    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓

    iPhone 13 Proは色に一貫性があり、全てのカメラで色の差が少ないことが特徴です。

    その一方、X70 Pro+はそれぞれのカメラで色の差が大きく、色再現性もそこまで良くありません。

    ズーム性能

    (写真をクリックすると、撮ったまんまの高画質な写真を見ることができます)

    【2Xデジタルズーム比較】
    (X70 Pro+は1.9Xデジタル)

    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓


    【3Xズーム比較】
    (13 Proは光学3X、X70 Pro+はデジタル3X)

    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓


    【5Xズーム比較】
    (13 Proはデジタル5X、X70 Pro+は光学5Xペリスコープ)

    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓


    【10Xズーム比較】

    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓


    【15Xズーム比較】

    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓

    iPhone 13 Proは解像感が無く、2Xズームですらかなり画質が粗いことがわかります。

    メインカメラでのデジタルズームが極端に弱いため、ズームして撮影する場合は1.5X程度が限界だと感じました。(それ以上ズームするなら、3X望遠カメラの使用を推奨)

    また、光学3X望遠カメラを搭載しているというのに、3Xズーム時の画質はX70 Pro+と大差なし。

    さらに、10X以上の高倍率だとX70 Pro+に完敗しており、ズーム性能は圧倒的にX70 Pro+が優れていると言えます。

    低照度性能

    (写真をクリックすると、撮ったまんまの高画質な写真を見ることができます)


    (低照度の作例は全て三脚ナイトモードで撮影)
    【メインカメラ】

    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓

    iPhone 13 Pro
    シャッタースピード : 5s
    露出時間 : 1/30s
    ISO : 800

    vivo X70 Pro+
    シャッタースピード : 7s
    露出時間 : 1/7s
    ISO : 1585


    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓

    iPhone 13 Pro
    シャッタースピード : 30s
    露出時間 : 5s
    ISO : 800

    vivo X70 Pro+
    シャッタースピード : 36s
    露出時間 : 5s
    ISO : 6438


    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓

    iPhone 13 Pro
    シャッタースピード : 30s
    露出時間 : 1/2s
    ISO : 1250

    vivo X70 Pro+
    シャッタースピード : 32s
    露出時間 : 4.31s
    ISO : 1248


    【超広角カメラ】

    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓

    iPhone 13 Pro
    シャッタースピード : 5s
    露出時間 : 1/30s
    ISO : 1600

    vivo X70 Pro+
    シャッタースピード : 16s
    露出時間 : 1/8s
    ISO : 8069


    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓

    iPhone 13 Pro
    シャッタースピード : 30s
    露出時間 : 2.3s
    ISO : 3200

    vivo X70 Pro+
    シャッタースピード : 16s
    露出時間 : 2s
    ISO : 10000


    ↓ iPhone 13 Pro ↓

    ↓ vivo X70 Pro+ ↓

    iPhone 13 Pro
    シャッタースピード : 30s
    露出時間 : 2.3s
    ISO : 3200

    vivo X70 Pro+
    シャッタースピード : 16s
    露出時間 : 2s
    ISO : 10000


    iPhone 13 Pro(メインカメラ)は低照度性能がイマイチで、黒潰れが激しく、ノイズも多いので実用的ではありません。

    一方、X70 Pro+はかなり明るい写真が撮れ、ノイズも少なめでディティールにも優れています。

    超広角カメラに関しては、iPhone 13 Proのほうがf値が低くて露光時間も長く設定できるため、その分だけ明るさに違いがあることがわかります。

    しかし、拡大してみるとノイズがひどく、お世辞にも綺麗とは言えません。

    それはX70 Pro+も同じなので、両機種ともに、超広角低照度撮影は「都市夜景レベル」が限界でしょう。

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