Google Pixel 10がQi2.2規格をサポートか

Googleが今夏リリースを予定している新型スマートフォン「Pixel 10」シリーズが、次世代のワイヤレス充電規格である「Qi2.2」に正式対応することが明らかになりました。
これはAndroid Authorityが先日報じたもので、すでに複数の内部情報筋によってその内容が裏付けられており、Google自身が独自のQi2対応アクセサリも展開する予定です。
Pixel 10シリーズとあわせて登場するQi2アクセサリは、Google独自ブランドの「Pixelsnap」という名称で販売される予定で、ラインナップにはフラットタイプのQi2 Charger、スタンド付きのCharger with Stand、さらにRing Standという3種類が用意されています。
販売チャネルはGoogle Storeをはじめ、その他の小売業者でも取り扱いがあると見られます。
また、BelkinやBellroy、Spigenといった「Made for Google」認証を受けたブランドからもQi2対応アクセサリが登場する見込みです。
特に注目されるのはQi2 Chargerで、その外観はAppleのMagSafe充電器によく似た円形デザインになるようです。
Charger with Standは、既存のPixel Stand 2を踏襲した構造で、Qi2 Chargerをスロットに差し込むスタイルになるとのこと。
ただし、Qi2による磁気吸着式の充電を利用するためには、対応するケースが必要になる点には注意が必要です。
Pixel 10本体にはマグネットが内蔵されておらず、Google純正ケースにだけQi2マグネットが組み込まれるという仕様になっています。
これは今年登場した多くのAndroid端末でも共通している傾向で、SAMSUNGのGalaxy S25シリーズもQi2対応ではあるものの、マグネットはケースに依存しています。
また、ハードウェア関連では、新たにGoogleがデュアルポート仕様のUSB-C充電器を投入することも判明しました。
現在販売されているGoogleの純正USB-C充電器は1ポート仕様で45W出力、価格は4,950円となっています。
今回のデュアルポートモデルは、おそらく1つのポートは45W出力を維持しつつ、もう1ポートはPixel Watchなどの周辺機器用に出力を抑えた構成になると予想されています。
ただし、Pixel 10が45Wで急速充電に対応するかは明確ではありません。Pixel 9も同じ45W充電器に対応していましたが、実際の充電速度はそこまで高くありませんでした。
今回のPixel 10シリーズと関連アクセサリは、2025年8月20日に開催される「Made by Google」イベントで正式発表される見通しで、発売日はその8日後である8月28日が予定されています。
現時点では、Qi2アクセサリやデュアルポート充電器の価格はまだ明らかにされていませんが、Pixelシリーズにおけるアクセサリ展開の新たな局面となることは間違いなさそうです。




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