Xperia 1 VIIのデザインリーク
SONYのフラッグシップスマートフォン「Xperia 1」シリーズに、次世代モデルとなる「Xperia 1 VII」がまもなく登場する見込みです。
このたび、信頼性の高いリーカーとして知られるOnLeaks氏が、XpertPickとの協力によって作成した高精細なレンダリング画像を公開したことで、本機のデザインが明らかとなりました。
これにより、SONYが2025年に投入する新型フラッグシップスマートフォンの外観について、非常に具体的なイメージを持つことが可能となっています。

デザインは前モデルを継承。特徴的なカメラバンプには進化の兆しも

公開されたレンダリングを見てまず目を引くのは、そのデザインが前モデルであるXperia 1 VIと極めて似ているという点です。
SONYはここ数年、自社スマートフォンのデザインを大きく変更するのではなく、成熟させるというアプローチを採用しており、今回のXperia 1 VIIにもその哲学が色濃く反映されています。
本体は四辺すべてにわたってフラットなエッジを採用しており、同時にエッジ部分にはさりげない面取り加工が施されています。
これにより、見た目の美しさと手に持った際の心地よさを両立しているのが特徴です。
ボタン類の配置についても従来通りで、側面に物理ボタンが整然と並んでおり、SONYユーザーにとって馴染みのある操作感が維持されています。
そして背面に目を向けると、縦一列に整えられたトリプルカメラが、これまで通りの配置で搭載されていますが、そのカメラモジュールが前モデルに比べてやや厚みを増しているように見えます。
単なる視覚的な印象ではなく、実際にXpertPickの報告によって、このカメラ部分のモジュールが前よりも「厚くなっている」ことが確認されており、これが内部により大きなセンサーや改良された光学系を搭載するための仕様変更である可能性が示唆されています。
また、Xperia 1 VIIの本体寸法は161.9 x 74.5 x 8.5mmとされています。
これは前世代のXperia 1 VI(162 x 74 x 8.2mm)と比較すると、高さが0.1mm短くなり、横幅は0.5mm広がり、そして厚みが0.3mm増加していることになります。
この差異は一見すると非常に小さいように感じられますが、実際には内部構造やパーツの配置、放熱設計において重要な意味を持つ可能性があります。
特にカメラ部分の厚み増加に対応するために本体全体の厚みを調整していることも考えられます。
6.5インチ 21:9ディスプレイを継続

Xperia 1 VIIは、先代モデルと同じく6.5インチのディスプレイを搭載する予定です。
SONYのスマートフォンは、縦長のシネマスコープ比率(21:9)のディスプレイを長年にわたり採用しており、映像鑑賞やゲームにおいて没入感のある体験を提供してきました。
(ただし、最近の映画配信は16:9に調整されることが増えてきており、21:9で配信される作品は減少傾向にある)
また、電源ボタンに統合された指紋認証センサーも引き続き右側面に配置されるとみられており、フラッグシップクラスで画面内指紋認証を採用しない唯一のモデルと言っていいかもしれません。
さらに、デュアル構成のフロントスピーカーも健在で、画面の上下に配置された前向きスピーカーによって、ステレオ音響を正面から楽しめる設計が継続されるようです。
そして何より注目すべきは、今やスマートフォン市場では非常に珍しくなった3.5mmオーディオジャックを維持している点です。
高音質な有線オーディオ環境を重視するユーザーにとっては、大きな魅力となる要素でしょう。
トリプルカメラ構成にペリスコープ望遠レンズを搭載。Exmor Tセンサーの採用も

背面にはSONYの誇るトリプルカメラ構成が採用され、今回もペリスコープズームレンズが含まれているとのことです。
さらに、2025年2月のレポートによれば、すべてのリアカメラにSONYの最新センサーであるExmor Tシリーズが搭載される可能性が高いと報じられており、これによりカメラ性能が全体的に底上げされることが期待されます。
SONY Exmor Tは二層トランジスタ採用を特徴とし、飽和容量増加によるダイナミックレンジの拡大と画質向上が主なメリット。
ただ、以前、このイメージセンサーは歩留まりの問題を抱えていましたし、そもそもコストが高いということもあり、本当にXperia 1 VIIが全部のカメラでExmor Tを採用できるかどうかは若干不安ではあります。
搭載チップセットはSnapdragon 8 Elite。RAMは最大16GB、ストレージは最大512GBまで対応
パフォーマンス面に関しては、2025年に登場するフラッグシップモデルであることから、Qualcommの最新SoC「Snapdragon 8 Elite」が採用される見通しです。
これはSnapdragonシリーズの中でも最も高性能なチップセットであり、CPUとGPUの両面で優れた処理能力を発揮することが期待されます。
おまけに省電力性も高く評価され、Snapdragonシリーズ最高傑作と言って良いでしょう。
メモリ構成としては、ベースモデルに12GBのRAMが搭載される予定で、さらに上位構成では16GBという大容量RAMも選択可能とされています。
また、ストレージについては256GBと512GBの2種類が用意されるとされ、ユーザーの使用スタイルに応じて適切なモデルを選べる柔軟性が提供されることになります。
価格は1,399ドル。発売は2025年5月の見込み
価格については1,399ドルでの販売が予想されており、日本円にすると約20万円。
昨年のXperia 1 VIもだいたい同じ価格帯で販売されたため、おそらくXperia 1 VIIはほぼ据え置き程度の価格に収まるはずです。
また、20万円という価格帯はAppleやSAMSUNGのフラッグシップ機と肩を並べる水準ですが、これらの強力なライバルに対し、SONYがどのような差別化を図るかに注目です。
発売時期については、2025年中とだけ伝えられているものの、現時点では5月に発表・販売が行われる可能性が高いと見られています。
参考 : www.xpertpick.com



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