【Xiaomi 12S Ultra レビュー】vivo X80 Proとカメラ性能を比較!

xiaomi 12s ultra レビュー
    目次

    Xiaomi 12S Ultraレビュー

    xiaomi 12s ultra レビュー

    Xiaomi 12S UltraはIMX989+IMX586+IMX586のトリプルカメラを搭載し、約12万円という激安価格で発売されたスマホ。

    私はジンドンで12GB+256GBを13.6万円で購入。買ってから大体1週間ほどで届きました。

    この記事ではカメラ性能にだけフォーカスし、最新フラッグシップのvivo X80 Proと比較します。

    ひとまず、両機種のカメラスペックについて見ていきましょう。

    12S UltraとX80 Proのカメラスペック

    12S UltraX80 Pro
    メインカメラ・50MP
    ・23mm
    ・IMX989
    ・1インチ
    ・F1.9
    ・1.6μm (4in1→3.2μm)
    ・Dual Pixel PDAF
    ・OIS
    ・50MP
    ・23mm
    ・GNV
    ・1/1.31インチ
    ・F1.57
    ・1.2μm (4in1→2.4μm)
    ・Dual Pixel PDAF
    ・OIS
    超広角カメラ・48MP
    ・13mm (128°)
    ・IMX586
    ・1/2インチ
    ・F2.2
    ・0.8μm (4in1→1.6μm)
    ・PDAF
    ・48MP
    ・14mm (114°)
    ・IMX589
    ・1/2インチ
    ・F2.2
    ・0.8μm (4in1→1.6μm)
    ・PDAF
    中間望遠カメラなし・12MP
    ・50mm (光学2X)
    ・IMX633
    ・1/2.93インチ
    ・F1.85
    ・1.22μm
    ・PDAF
    ・Micro-PTZ
    ペリスコープ・48MP
    ・120mm (光学5X)
    ・IMX586
    ・1/2インチ
    ・F4.1
    ・0.8μm (4in1→1.6μm)
    ・PDAF
    ・OIS
    ・8MP
    ・120mm (光学5X)
    ・Hi847
    ・1/4.4インチ
    ・F3.4
    ・1.0μm
    ・PDAF
    ・OIS

    さすがは1インチイメージセンサー。ピクセルビニング時のピクセルサイズは驚異の3.2μm。

    X80 Proの2.4μmでもスマホとしてはだいぶ大きい部類に入りますが、12S Ultraはちょっと次元が違いますね。

    一方で12S Ultraは中間望遠カメラが無いため、2X以上のデジタルズームはX80 Proが有利になりそうです。

    しかし、ペリスコープに関しては12S Ultraが圧倒的に優れており、5X以上になるとX80 Proのボロ負けになることは間違いないでしょう。

    1.HDR

    (写真をクリックすると、撮ったまんまの高画質な写真を見ることができます)

    HDRは白飛びや黒潰れを抑制する機能で、vivoは他メーカーを圧倒するHDR性能を誇ります。

    12S UltraのHDRはMi 11 Ultraから大幅に改善されているものの、最強のvivoと比べれば少し劣ります。

    vivo X80 Pro


    Xiaomi 12S Ultra


    vivo X80 Pro


    Xiaomi 12S Ultra


    vivo X80 Pro


    Xiaomi 12S Ultra

    2.望遠

    (写真をクリックすると、撮ったまんまの高画質な写真を見ることができます)

    X80 Proは2X中間望遠カメラと5Xペリスコープ。12S Ultraは5Xペリスコープのみ搭載。

    スペック的にはX80 Proのほうが2X以上のデジタルズームに強いはず。しかし、実際は12S Ultraのほうが優れていました。

    これは、センサーサイズが大きければ大きいほどデジタルズームに強くなる傾向があるためです。

    さらに、12S Ultraは一定のズーム倍率からペリスコープ合成を行うことで、デジタルズーム時の画質劣化をカバーしています。


    【デジタル1.9X (12SUは2X)】

    vivo X80 Pro


    Xiaomi 12S Ultra

    【中間望遠カメラ比較用(光学2X)】

    vivo X80 Pro


    【デジタル3X】

    vivo X80 Pro


    Xiaomi 12S Ultra


    【デジタル4X】

    vivo X80 Pro


    Xiaomi 12S Ultra


    【デジタル4.9X】

    vivo X80 Pro


    Xiaomi 12S Ultra


    【光学5X】

    vivo X80 Pro


    Xiaomi 12S Ultra


    【光学5X】

    vivo X80 Pro


    Xiaomi 12S Ultra


    【デジタル10X】

    vivo X80 Pro


    Xiaomi 12S Ultra

    3.夜景・低照度

    (写真をクリックすると、撮ったまんまの高画質な写真を見ることができます)

    12S Ultraの低照度性能はそこそこ良くなっていますが、撮影時間が3秒までしか伸びないため、暗すぎるシーンでは黒潰れがひどいです。

    一方、X80 Proは最大で40秒弱(三脚ナイトモード)まで伸び、12S Ultraよりも鮮明でノイズの少ない写真撮影が可能。

    低照度において、12S UltraがX80 Proに勝る点はほぼ無いと言っていいでしょう。

    また、これは低照度性能とは少し違いますが、12S Ultraはレンズフレアゴーストがかなりひどいので夜景撮影には不向き。


    【メインカメラ(ナイトモード)】

    vivo X80 Pro


    Xiaomi 12S Ultra


    【メインカメラ(ナイトモード)】

    vivo X80 Pro


    Xiaomi 12S Ultra


    【メインカメラ(ナイトモード)】

    vivo X80 Pro


    Xiaomi 12S Ultra


    【メインカメラ(ナイトモード)】

    vivo X80 Pro


    Xiaomi 12S Ultra


    【メインカメラ(ナイトモード)】

    vivo X80 Pro


    Xiaomi 12S Ultra


    【メインカメラ(ナイトモード)】

    vivo X80 Pro


    Xiaomi 12S Ultra


    【メインカメラ(ナイトモード)】

    vivo X80 Pro


    Xiaomi 12S Ultra


    【メインカメラ(ナイトモード)】

    vivo X80 Pro


    Xiaomi 12S Ultra


    【メインカメラ(ナイトモード)】

    vivo X80 Pro


    Xiaomi 12S Ultra


    【メインカメラ(ナイトモード 2Xデジタルズーム)】

    vivo X80 Pro


    Xiaomi 12S Ultra

    プロモード

    (写真をクリックすると、撮ったまんまの高画質な写真を見ることができます)

    12S Ultraのプロモード低照度(jpg)は全く使いものにならないレベルで、ノイズリダクションのせいでディティールグッチャグチャ。

    それに対し、X80 Proは12S Ultraよりノイズが少なく、ディティールも高いですね。

    しかし、RAWになると立場は一転。X80 ProのRAWは長時間ノイズが非常に目立ち、全体的にカラーノイズがあります。

    12S Ultraは長時間ノイズはほとんど無く、カラーノイズも少ないです。(ついでに、色も12S Ultraのほうがずっと正確です)

    プロモードのjpgだとX80 Proの圧勝ですが、RAWになると12S Ultraに軍配が上がります。


    vivo X80 Pro


    Xiaomi 12S Ultra

    【設定】
    ファイル形式 : JPG
    シャッタースピード : 32s
    ISO : 500
    EV : 0

    ※設定は両機種同じ


    vivo X80 Pro


    Xiaomi 12S Ultra

    【設定】
    ファイル形式 : RAW
    シャッタースピード : 32s
    ISO : 500
    EV : 0

    ※設定は両機種同じ

    総評

    まるで一眼で撮ったかのような独特な雰囲気のある写真は、他のスマホには無い、Xiaomi 12S Ultra特有の魅力です。

    HDR・低照度などのスマホとしての基本的な部分もそこそこ優れており、ズーム性能に関しては現状トップレベル。

    12S Ultraを1台だけ持ってさえいれば、他のスマホは不要だとすら思っています。


    とはいえ、不満が一切ないかと言われれば、決してそうではありません。

    12S Ultraはレンズフレアゴーストがひどく、夜景撮影時にかなり気になります。

    先述した通り、プロモードのjpgはディティールグチャグチャなので低照度では使い物になりません。

    また、人によってはLEICAモードでしか撮影できないことに不満を覚えることもあるでしょう。


    参考 : www.jd.com / www.mi.com

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