【実機レビュー】vivo X80 ProとX70 Pro+のカメラを比較!

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    vivo X80 Proレビュー

    vivo x80 pro

    vivo X80 ProはGNV+IMX598+IMX663+Hi847のクアッドカメラ構成。

    X70 Pro+からメインカメラとペリスコープのイメージセンサーが変更されましたが、センサー自体に大きな性能差はありません。

    MicroPTZが超広角カメラから中間望遠に移り、そのおかげでシネマティックビデオ・モーションキャプチャ・ナイトポートレートなどの機能が追加・強化されています。

    また、vivo独自チップ「V1」の強化版である「V1+」を搭載。
    より高度なディスプレイHDR、ノイズリダクションなどを実現しました。

    HDR性能は強化

    (写真をクリックすると、撮ったまんまの高画質な写真を見ることができます)

    【X80 Pro】

    【X70 Pro+】


    【X80 Pro】

    【X70 Pro+】

    X80 ProのHDR性能は着実に強くなっており、照明の白飛びがX70 Pro+よりも抑えられていることがわかります。

    しかし、HDR性能の強化を感じるのはメインカメラのみで、他のカメラはX70 Pro+とほぼ同じ。

    三脚モードが大幅パワーアップ!

    (写真をクリックすると、撮ったまんまの高画質な写真を見ることができます)

    vivoでは三脚自動検知機能があり、低照度時の撮影時間をグッと長くし、鮮明かつノイズの少ない写真を撮ることができます。

    この「三脚モード」が、X80 Proでは大幅に強化。まずはX70 Pro+との比較をご覧ください。

    【X80 Pro】

    【X70 Pro+】

    X70 Pro+ : ISO4663
    X80 Pro : ISO12443

    X80 Proはノイズが非常に少なく、ディティールも圧倒的に優れています。

    正直、新型イメージセンサーと言ってもハードウェアスペックは全く変わっていませんし、大して期待していませんでした。

    そう思っていたのに、まさかここまで差をつけてくるとはビックリですね…

    手持ち低照度撮影はほぼ変わらず

    (写真をクリックすると、撮ったまんまの高画質な写真を見ることができます)

    【X80 Pro】

    【X70 Pro+】

    手持ち低照度撮影の場合、X80 Proは全体が明るめに写る傾向があります。

    しかし、ノイズ量やディティールに関してはX70 Pro+と比べて大した差は無し。

    GNVが効果を発揮するのは主に三脚モード・プロモードの長時間露光などで、露光時間の短い手持ち撮影だとあまり差は感じませんでした。

    デジタルズームは弱体化

    (写真をクリックすると、撮ったまんまの高画質な写真を見ることができます)

    X80 Proはデジタルズームが劣化し、X70 Pro+に比べてディティールが悪くなっています。

    特に中間望遠の劣化がひどく、これはX70 Pro+よりもf値が高くなったことが原因と考えられます。


    メインカメラ : 1.9Xデジタルズーム

    【X80 Pro】

    【X70 Pro+】


    中間望遠カメラ : 3Xデジタルズーム

    【X80 Pro】

    【X70 Pro+】


    中間望遠カメラ : 4.9Xデジタルズーム

    【X80 Pro】

    【X70 Pro+】

    ペリスコープは相変わらず微妙

    (写真をクリックすると、撮ったまんまの高画質な写真を見ることができます)

    X80 Proのペリスコープは新しいイメージセンサー「Hi847」を採用していますが、ズーム性能は相変わらず低いです。

    センサーサイズは非常に小さく画素数も低いため、他社のペリスコープに比べて大きく劣っています。

    X70 Pro+と比較してもほとんど差は感じられず、何のためにイメージセンサーを変えたのかよくわかりません。


    5X

    【X80 Pro】

    【X70 Pro+】


    10X

    【X80 Pro】

    【X70 Pro+】


    15X

    【X80 Pro】

    【X70 Pro+】


    20X

    【X80 Pro】

    【X70 Pro+】


    10X

    【X80 Pro】

    【X70 Pro+】


    20X

    【X80 Pro】

    【X70 Pro+】


    30X

    【X80 Pro】

    【X70 Pro+】

    シネマティックモードは完成度が低い

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    X80 Proは中間望遠カメラにMicro-PTZが搭載されました。
    これにより、中間望遠カメラを使用したシネマティックビデオ撮影が可能になっています。

    シネマティックには「ノーマル」と「ZEISS」の2種類があり、ZEISSだと背景が玉ボケするのでめちゃくちゃ綺麗な動画が撮れます。

    しかし被写体の検知がなかなか あいまいで、基本的には人間しか認識しませんが、他の生物でも認識したりしなかったり。

    人間でもなかなか認識されないことがあったり、まだまだ完成度が低い と感じます。

    さらに、被写体を認識するのはスマホから2, 3m以内のみで、被写体が離れすぎると背景ボケは機能しません。

    さらにさらに、X80 Proのシネマティックはフォーカスの切り替えがヘタクソで、被写体から次の被写体に移るときに一気にバシッとフォーカスが切り替わります。

    シネマティックといったらヌラーッとゆっくりフォーカスが切り替わるイメージでしたし、iPhoneのシネマティックはX80 Proよりフォーカス切り替えが上手です。

    X70 Pro+ vs X80 Proのまとめ

    X70 Pro+とX80 Proを比較した時、X80 Proのほうが優れている点は以下の通り。

    ・メインカメラHDR
    ・メインカメラの三脚モード / プロモード / RAW
    ・レンズフレア
    ・中間望遠カメラ手振れ補正


    これに対し、X70 Pro+に劣る点は以下。

    ・超広角手振れ補正
    ・デジタルズーム
    ・中間望遠カメラf値


    ここで重要なのは、X80 Proが優れている点の中で、X70 Pro+に大差をつけているのは三脚モード・プロモードだけということです。

    それ以外は 「微妙にX80 Proのほうが強いかな?」 くらいのレベルであり、現状でX70 Pro+を持っている人がわざわざX80 Proに乗り換える必要性は全くありません。

    (SoC性能や充電速度向上など、カメラ以外の部分も見ればX80 Proも悪くない選択肢です。今回はカメラ性能の比較なので、それらの話は全て省いています)


    参考 : www.vivo.com.cn

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