vivo X200シリーズ正式発表
vivoは中国でvivo X200シリーズを正式に発表し、Dimensity 9400チップセットを搭載した初のスマートフォンとして注目を集めています。
このシリーズは、vivo X200、vivo X200 Pro、そして新たに追加されたvivo X200 Pro miniの3モデルで構成されています。
それぞれのモデルがどのようなスペックと特徴を持っているのか、詳しく見ていきましょう!
vivo X200のスペック
vivo X200は、6.67インチのマイクロクアッドカーブ8T LTPS ZEISS Master Colorディスプレイを搭載し、120 Hzのリフレッシュレート、Dolby Vision、HDR10+を備えています。
ピーク輝度は4,000nitで、先代のvivo X100よりも1,000nit高くなりました。
今回発表されたX200シリーズは全て、TSMCのN3Eプロセスに基づく3nmチップ「MediaTek Dimensity 9400」を搭載しています。
リーカーのice universe氏は、「Dimensity 9400は私の予想を完全に上回っている」と、このSoCのパフォーマンスについて高く評価しました。
ベンチマークの結果を見ると、Dimensity 9400はAntutu ver.10で300万点超え、GeekBench6ではシングルコア3,000点・マルチコア9,500点ほどを記録。
昨年のDimensity 9300やSnapdragon 8 Gen 3を圧倒しているのはもちろん、最新iPhoneに搭載されたA18 Proも超えるスコアを叩き出しています。
このことから、vivo X200シリーズは負荷の高い作業でも快適に行うことができ、特にゲームパフォーマンスには期待が高まりますね。
X200ではメモリ/ストレージのバリエーションが非常に豊富で、12GB / 16GBのLPDDR5X RAMと256GB~1,024GBのUFS 4.0ストレージから選択可能。
バッテリー容量は5,800mAhで、90Wの有線充電に対応しています。
vivo X100が5,000mAhであったことを考えると、この容量アップは驚異的と言えるでしょう。
カメラ構成は、メインカメラが1/1.56インチ・50MPのIMX921、超広角は1/2.76インチ・50MPのISOCELL JN1、そしてペリスコープ望遠カメラが1/1.95インチ・50MPのLYT-600を搭載。
ペリスコープは光学3Xで、テレマクロにも対応、デジタルズームは最大100Xまで撮影可能となっています。
他のモデルも同様に、ZEISS T*レンズコーティングと、ZEISSポートレートモードなど、撮影体験を向上させるさまざまなZEISSカメラモードが搭載されています。
vivo X200 Pro Miniのスペック
次に、vivo X200 Pro miniは6.31インチのフラットな8T LTPO OLED ZEISS Master Colorディスプレイを搭載しており、解像度は1216 x 2640で、1-120Hzの可変式リフレッシュレートに対応しています。
ピーク輝度は4500nitで、Dolby VisionやHDR10+にも対応しています。
X200と同じくMediaTek Dimensity 9400を搭載し、12GB / 16GBのLPDDR5X RAMと256GB~1,024GBのUFS 4.0ストレージを持っています。
バッテリー容量は5,700mAhで、90Wの有線充電と30Wのワイヤレス充電に対応しています。
カメラについては、50MPのLYT-818をメインカメラに搭載しており、センサーサイズは1/1.28インチ。
さらに、50MPのISOCELL JN1超広角カメラや50MPのLYT-600ペリスコープレンズも搭載され、3倍光学ズームとテレマクロ、100倍デジタルズームに対応しています。
前面には32MPのセルフィーカメラを備え、8Kでの30fpsのビデオ撮影や、4Kでの120fps撮影も可能です。
また、カスタムのV3+イメージングチップを搭載し、映像の処理能力が強化されています。
vivo X200 Proのスペック
最後に、vivo X200 Proは6.78インチのマイクロカーブドLTPO OLEDディスプレイを採用しており、解像度は1260 x 2800、0.1-120Hzの可変式リフレッシュレートに対応し、Dolby VisionとHDR10+をサポートしています。
ピーク輝度は4500nitに達し、ZEISS Master Colorによる色補正が施されています。
他の2機種と同様、MediaTek Dimensity 9400に加えて、12GB / 16GBのLPDDR5X RAMと256GB~1,024GBのUFS 4.0ストレージを搭載しています。
バッテリー容量は6,000mAhで、90Wの有線充電と30Wのワイヤレス充電に対応しています。
カメラは、50MPのLYT-818メインカメラに加え、200MPのISOCELL HP9ペリスコープと50MPのISOCELL JN1超広角カメラを搭載しており、3.7倍の光学ズームとテレマクロ、100Xズームに対応します。
X200 ProのペリスコープはX100 Ultraと同じもので、現状最高レベルのズーム性能を誇ります。
価格と発売日
X200シリーズの価格をまとめると、以下の通りになります。
モデル名/容量 | 価格 |
---|---|
vivo X200 (12GB+256GB) | 4,299 CNY / ¥90,831 |
vivo X200 (12GB+512GB) | 4,699 CNY / ¥99,282 |
vivo X200 (16GB+512GB) | 4,999 CNY / ¥105,621 |
vivo X200 (16GB+1,024GB) | 5,499 CNY / ¥116,185 |
vivo X200 Pro Mini (12GB+256GB) | 4,699 CNY / ¥99,282 |
vivo X200 Pro Mini (16GB+512GB) | 5,299 CNY / ¥111,959 |
vivo X200 Pro Mini (16GB+1,024GB) | 5,799 CNY / ¥122,523 |
vivo X200 Pro (12GB+256GB) | 5,299 CNY / ¥111,959 |
vivo X200 Pro (16GB+512GB) | 5,999 CNY / ¥126,749 |
vivo X200 Pro (16GB+1,024GB) | 6,499 CNY / ¥137,313 |
vivo X200 Pro (16GB+1,024GB / 衛星通信版) | 6,499 CNY / ¥143,652 |
vivo X200シリーズの価格はX100シリーズよりも300CNYほど値上げされており、日本円にすると6,000円ちょっと上がっています。
結構な値上げ幅ですが、今回はSoCの製造だったり新技術のバッテリーだったりでコストがかさんでしまったのだと思われます。
発売は10月19日で、予約は既に始まっています。
参考 : www.vivo.com.cn