WordPressテーマ「SWELL」でおすすめのプラグインを紹介
WordPressでブログをやっている人が必ず耳にしたことがあるであろうテーマファイル「SWELL」。
私はもともとCocoonを使っていましたが、1年ほど前からSWELLに移行しました。
今回の記事では、私自身が使っていて良かったプラグインだったり、SWELLと相性が良かったおすすめのプラグインを紹介します。
今現在SWELLを使っている人であったり、これから購入を検討している人の参考になれば幸いです。
ちなみにですが、この記事ではSWELLの良いところだとか悪いところだとかは特に深くは触れません。
それに特化した記事はいろんな方がアップしているので、ここではプラグインにフォーカスして紹介していきます。
SEO系
SEO SIMPLE PACK
SWELLの開発元が提供しているSEOプラグイン「SEO SIMPLE PACK」。
SWELLでは、デフォルトのままだとタイトルタグ・メタディスクリプション・メタキーワードなどの設定ができませんが、これらはSEO SIMPLE PACKにまとめられています。
このテーマを使っている人なら、SEO SIMPLE PACKのインストールはほぼ必須だと言えるでしょう。
しかし、今のテーマからSWELLに移行するからといって、SEOプラグインを絶対にSEO SIMPLE PACKにしなければならないわけではありません。
これはSWELL公式サイトにも書いてありますが、元から使い慣れたSEOプラグインがあるなら、それを使い続ければOKです。
ただ、私個人的には、一般的なSEOプラグインは機能過多な上に動作も重いため、あまりおすすめはしません。
私自身が4年以上ブログをやっている中で、All In One SEO、Yoast SEO、JetPack、RankMath、W3 Total Cashe、The SEO Frameworkなど多数のSEOプラグインを試してきました。
使ってみて気づいたことは、どれを使っても大して効果は感じないということです。
SEOの勉強とかも結構頑張って、それぞれのプラグインで最適な設定とかもいろいろ試して、そしてデータを取ってみると大して変わらんという結果に至りました。
上に挙げたような有名なプラグインは機能がとても豊富なのが良いことですが、それは同時に使いこなすのが難しいということです。
しかも、全く使わないような機能も入ってるわけです。それって、使いもしないのにただサイトが重くなるだけです。
というわけで、メインとなるSEOプラグインはSWELLが提供している「SEO SIMPLE PACK」1本だけで大丈夫です。
結局のところ、サイトが上位表示されるかどうかって、Googleの気分によりますし。
XML Sitemap Generator for Google
Googleのクローラに対し、サイトの構造を正しく伝えるためのツールが「サイトマップ」です。
サイトマップにもいくつか種類がありますが、一番メジャーなのはXML Sitemapだと思います。
当サイトでもXML Sitemapを利用しており、使っているプラグインは「XML Sitemap Generator for Google」です。
デフォルト設定のままでも特に問題なく使うことができ、インストール→有効化 の2つの手順だけでXML Sitemapを生成してくれます。
機能的にはシンプルな普通のサイトマッププラグインって感じで、これといって言うことも無いです。
Autolinks Manager
SEO上で有効な手段と言われているのが「内部リンク」。
これを半自動でやってくれるプラグインが「Autolinks Manager」です。
使い方はとても簡単で、下の画像みたいな感じで内部リンクを貼りたいキーワードを入力し、そのキーワードに貼り付けたいリンクを入れるだけです。
これをすると、設定したキーワードを自動で探してURLを貼り付けてくれます。
使い方が簡単だし動作も軽いので、内部リンクでSEO効果を少しでも上げたい人にはとてもおすすめです。
Redirection
古いページから新しいページにリダイレクトするように設定できるプラグイン、「Redirection」。
例えば当サイトでは、スマホの最新情報の中でも特にリーク情報を多く扱っています。
これまで、リーク情報を発信していた製品が正式発表された際に、このプラグインが役立っていますね。
WebSub (FKA. PubSubHubbub)
サイトの記事とかが更新されたとき、自動でGoogleにクローラーのリクエストを送ってくれるのが「WebSub (FKA. PubSubHubbub)」です。
同じような機能はGoogle Search Consoleからも行えますが、私はプラグインも使うしSearch Consoleからもリクエストを行う両刀でやってます。
サイトが更新された時だけ動くプラグインなので、動作もめっちゃ軽いです。
高速化
Autoptimize
これはもうみんな使ってるプラグインなので、ご存知の方も多いでしょう。
「Autoptimize」は、JavaScript・CSS・HTMLなどの最適化を行うことでサイトを高速化してくれます。
当サイトでは、AutoptimizeでJavaScriptを最適化すると他のプラグインにバグが起きてしまうので、適用してるのはCSSとHTMLの最適化のみです。
Autoptimizeがあるのと無いのでは、サイトの読み込み速度にもそこそこ違いが出ますね。
設定画面がシンプルで、チェックボックスのオンオフだけで簡単に設定をいじれるのも良いポイント。
しかし、これ系の高速化プラグインは、有効化すると一部バグが起きてしまうプラグインがあったり、バグるページがあったりするので、有効化した後は必ずチェックしてください。
高速化プラグインというのは他にもたくさんの種類がありますが、SEOプラグイン同様、機能がいっぱいありすぎて使いこなすのは困難です。
私が数十のプラグインを使ってきた中で、Autoptimizeには 必要な機能だけがコンパクトにまとめられ、効果も確かでした。
これ以外の高速化プラグインは一切不要と言っていいくらいです。
Preload Featured Images
「Preload Featured Images」は、そのページのサムネイル画像をプリロード(事前読込)してくれるプラグインです。
基本的に、ほとんどの人は記事の一番上にサムネイルを表示していると思います。
このサムネイル画像が重たいと、Page Speed Insightsの “Largest Contentful Paint (LCP)” という要素に悪影響を及ぼします。
これは そのページ内にある最大の要素を描画するのにかかった時間を示しますが、大抵はサムネイル画像が最大要素となります。
LCPを改善するために生まれたのが、まさに「Preload Featured Images」。
正直これがあっても無くても体感速度はほとんど変わりませんが、Page Speed Insightsで完璧を目指す人にはおすすめです。
プラグイン以上に効果のある高速化方法
プラグインを圧倒的に上回る高速化方法が2つあります。
1つは、Google Tag Managerを遅延読み込みさせること。
もう1つは、Google AdSense広告を遅延読み込みさせることです。
サイトの読み込みを行う上で、この2つが特に足を引っ張っています。
この2つを遅延読み込みさせるだけでサイトの高速化はほぼ完了していると言っていいくらいには、劇的な改善を見せてくれます。
やり方については別記事で詳しく解説しているので、よろしければそちらも合わせてご覧ください。
セキュリティ
reCaptcha by BestWebSoft
reCAPTCHAは、サイトをスパムから守るために設計されたセキュリティシステムです。
具体的に言うと、以下のことを防ぐ効果が期待できます。
スパム:
- フォームへの大量のスパム投稿やコメント投稿を防ぎます。
- 不適切なコンテンツの投稿を抑制します。
アカウントの乗っ取り:
- 自動化されたパスワードの総当たり攻撃を防ぎます。
- 不正なアカウント作成を抑制します。
データスクレイピング:
- ウェブサイトのデータを大量に収集する行為(スクレイピング)を防ぎます。
こんな感じでいろいろなスパムから守ってくれるreCAPTCHAを簡単に有効化できるのが、「reCaptcha by BestWebSoft」です。
Google reCAPTCHAからサイトキーを取得して、それをプラグインに貼り付けるだけで有効化できます。
他のセキュリティプラグインに比べ、動作が軽いのも良いですね。
Two Factor Authentication
「Two Factor Authentication」は、いわゆる二段階認証システムを導入するプラグインです。
WordPressにログインするとき、メアドとパスワードに加えて、プラグインが時間毎に発行するワンタイムパスワードの数字を入力しないとログインできなくなります。
連携方法は簡単で、プラグインを有効化して設定画面にいくとQRコードが出てくるので、これをGoogle Authenticatorアプリでスキャンするだけ。
ログインしたいときには、メアド・パスを入力後、Google Authenticatorアプリを開いて、そこに表示されてる数字を打ち込めばOKです。
もしGoogle Authenticatorでスキャンする前にログアウトしてしまって、二段階認証のパスワードが分からずにログインできなくなっても大丈夫です。
多少強引ですが、FTPからwp-content/plugins/two-factor-authentication/ に移動し、ファイル内にある “two-factor-login.php” というファイルの拡張子を適当なものに書き換えてしまえば、エラーが起きてプラグインが自動で無効化され、メアド・パスだけでログインできるようになります。
ログイン後、プラグインは一度削除し、再度インストールしてください。
今後はQRコードをスキャンすることを忘れないでくださいね。
バックアップ/復元
UpdraftPlus
サイトのバックアップをしてくれるプラグインが「UpdraftPlus」です。
自動バックアップか手動バックアップか選ぶこともできて、私はGoogleドライブにバックアップファイルを入れています。
日本人でも使っている人がいっぱいいるので、使用方法については調べてみてください。