OPPO Reno13 Fが正式発表

OPPO Reno 13F 5Gは、半年前に発売したReno 12Fの後継モデルとして、2025年1月4日にグローバル市場で正式発表されました。
この最新ミドルレンジモデルには、SoCにQualcomm Snapdragon 6 Gen 1が搭載されています。
Snapdragon 6 Gen 1は、4つのCortex-A78コアと4つの省電力Cortex-A55コアで構成され、AnTuTu ver.10のスコアは55万点前後。
先代のReno 12FはDimensity 6300を搭載し、AnTuTu ver.10では42万点前後のスコアしか出ないため、Reno 13Fは着実にスペックアップしたと言えるでしょう。
重たいゲームや高負荷作業を行うのは流石に無理がありますが、日常的なタスクくらいは快適に使用できるパフォーマンスを有しています。
ディスプレイは、6.67インチのAMOLEDパネルを採用し、画面占有率は88.2%に拡大。(Reno 12Fは86.9%)
解像度は1080 x 2400pxで、リフレッシュレートは120Hzに対応。
最大輝度は2100nitに達し、Asahi Glass AGC DT-Star2による保護も施されており、耐久性にも優れています。
本体の寸法は162.2 x 75.1 x 7.8 mmで、重さは192gとそこそこ軽量。
さらに、IP68およびIP69規格に準拠した防水防塵性能を備えており、深さ2メートルで最大30分間の耐水性を誇ります。
これは、Reno 12FのIP64から大幅に進化したポイントです。
ストレージオプションも豊富で、128GB/256GB/512GBの内部ストレージと、8GB/12GBのRAMを選べます。
Reno 12FはUFS2.2でしたが、Reno 13Fではより高速なUFS3.1規格をサポート。さらに、microSDXCカードスロットを備えており、ストレージの拡張も柔軟です。
カメラ性能は基本的にReno 12Fから変わらず、50MPのメインカメラに光学式手ブレ補正(OIS)が搭載されています。
サブカメラには8MPの超広角カメラと2MPのマクロカメラもありますが、どちらもおまけ程度の性能なので、過度な期待はしないほうが良いでしょう。
カメラで進化した部分は動画撮影で、Reno 12Fが1080p 60FPSまでだったのに対し、Reno 13Fは4K 30FPS / 1080p 120FPSまで対応しています。
バッテリーは5,800mAhと大容量で、長時間の使用にも耐えます。加えて、45Wの有線充電に対応しており、30分で44%まで充電可能です。
さらに、電池寿命は4年以上の使用に耐える設計で、長期間にわたり安定した性能を提供します。
上記のように、Reno 13FはReno 12Fからスペックアップしている部分がいくつかある一方で、コストカットのためにダウングレードされた機能も存在します。
主なコストカットはWi-Fi6とBluetooth 5.3の削除で、Reno 13FはWi-Fi 5とBluetooth 5.1になっています。
そのほかにもセンサー類で若干のダウングレードが図られていますが、SoC / 防水防塵性能 / ストレージ規格 / 動画撮影性能 / バッテリー容量などが大幅に改善されているため、コストカットのための部分的な省略は仕方ないことと言えます。
個人的に最大の改善だと思っているのがデザイン性で、旧型のReno 12Fは下の画像のように円形の巨大なカメラユニットに派手なカラーリングでしたが、Reno 13Fは四角形のカメラユニットに上品なカラーに変更されています。
Reno 12Fは正直安っぽい見た目でしたが、Reno 13Fではパッと見だけだとハイエンドスマホと間違えてもおかしくない美しさを誇ります。


「Reno13 A」として日本発売?

先日グローバル発表されたばかりのReno 13Fですが、日本では「Reno 13A」にリネームして発売される可能性があります。
OPPOはこれまでにも、日本発売する「Reno Aシリーズ」のベースモデルとして、「グローバル版Reno Fシリーズ」を使用してきた前例があります。
このため、Reno 13FがReno 13Aのベースモデルとして選ばれたとしてもおかしくはありません。
ただし、Reno 13Aのベースモデルの候補としては、2024年7月に発売された「Reno 12F」も視野に入ってきます。
Reno 12Fのスペックを簡単に説明すると、前世代モデルのReno 11F(Reno 11A)よりも性能が劣るSoCを搭載しています。
さらに、本体サイズが大きくなっただけでなく重量も増加しました。
一方でバッテリー容量は変わらないものの、充電速度は遅くなっています。
こうした点から、名前こそ新型でありながら、性能面では退化している印象を受ける、存在意義が曖昧なモデルと言えます。
例年、OPPO JAPANは6月頃にReno Aシリーズを発売しており、Reno 13Aも2025年6月頃にリリースされる可能性が高いと見られています。
このスケジュールを考慮すると、発売から既に半年以上が経過したReno 12Fをベースモデルとして採用するには古すぎると感じます。
参考までに、Reno 11AのベースモデルとなったReno 11Fは、Reno 11Aの発売日から4ヶ月前にリリースされたものでした。
この事実を踏まえると、Reno 13AのベースモデルとしてReno 12Fを採用するのは不自然と言えるでしょう。
一方、最新モデルのReno 13Fは、間もなくグローバル市場で発売される予定です。
性能面や発売時期を考慮しても、Reno 13Aのベースモデルとして最も適しているのは、このReno 13Fである可能性が高いと推測されます。
あくまで私個人の予想に過ぎませんので、より正確な情報については今後のリークを待つ必要があります。
Reno13 Fの価格
OPPO Reno 13Fの価格は、メモリ/ストレージ別にそれぞれ以下のようになっています。
8GB/128GB : 1,399MYR (48,523円)
12GB/256GB : 1,499MYR (51,992円)
12GB/512GB : 1,799MYR (62,398円)
日本発売されるとしたら、一番上の8GB/128GBの構成で登場する可能性が高く、これはReno 11Aと同じ容量となります。
Reno 11Aの価格は48,800円でしたが、この価格にはFeliCaだったり技適だったりの価格も含まれています。
Reno 13F (Reno 13A)はそれらを含まないグローバル版の価格で48,500円程度なので、日本向けのカスタマイズを施して発売となると、おそらくReno 11Aから値上げすると考えられます。
参考 : www.oppo.com



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