Google Pixel 6aが再び発火事故を起こす。今年だけで既に3件目

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2025年8月2日2025年8月21日

就寝中にPixel 6aが発火する事故が発生

2025年7月26日、あるユーザーが所有していた「Google Pixel 6a」が突如として発火し、寝室内で火災を引き起こすという非常に深刻な事故が発生しました。

この端末は、最新のOTAアップデート（7月分）を適用した状態で、夜間に45WのUSB-C充電器を用いてベッドサイドで充電されていたとのことです。

ユーザーは睡眠中に異常音と煙に気づき、目を覚ました際にはすでに端末が燃え上がっており、火の手がベッドシーツにも及んでいたと報告しています。

室内には煙が充満し、ユーザーは有毒ガスを吸い込むという健康被害にも見舞われました。また、熱によって床置きのエアコンユニットが変形するなどの物的被害も発生しています。

この出来事は単なる製品トラブルにとどまらず、ユーザーの命や健康に直結する危険性をはらんでいるため、製造元であるGoogleには、迅速かつ誠意ある対応が強く求められています。

実際に当該ユーザーは、Google公式のPixelサポート窓口を通じて既に事故報告を行っており、製品調査および補償に関する対応を求める内容のメールを送信しています。

現在、損傷したPixel 6a本体は手元に保管されており、必要であれば技術検証用として提供する用意があるとのことです。

このユーザーは事故の証拠として、燃えた端末の状態や周辺被害を撮影した画像を公開しており、具体的な被害状況が確認できます。(上記画像)

今回の発火報告を含み、Pixel 6aが発火したという報告は今年に入ってから3件目となります。

表面化しないケースもあるかもしれないため、”最低でも3件目”と付けるのが正しいでしょう。

Pixel 6aはGoogleのPixelシリーズの中でも比較的コストパフォーマンスに優れたモデルとして知られており、過去にはその安定性やAI機能に注目が集まりました。

その一方で、Pixel 6aの発火報告はずっと前から複数件上がっており、安全性に対する疑問の声も少なくありません。

加えて、Pixel 6aほどの件数は無いものの、Pixel 6 Proの発火報告もあります。このため、Pixel 6シリーズ全体の製造において何らかの問題があるのではないか? とも考えられます。

とりわけ、夜間の就寝中という無防備なタイミングでの発火は、言うまでも無く命に関わる危険性があるため、ユーザーの信頼回復には相応の対応が不可欠となるでしょう。

さらに、45Wというそこそこ高出力の充電器を使用していた点も注目に値します。

Pixel 6a本体は公式には18Wの充電を想定した設計であるため、より高出力な充電器との組み合わせが何らかの安全機構に干渉した可能性も否定できません。

ただし、Googleが想定するUSB PD規格に準拠している限り、45Wの充電器使用そのものが原因と断定することはできず、今後の技術調査に委ねられる部分が多いのが現状です。

7月のアップデートが原因の可能性?

Reddit上では、「Were you on the July update?（7月のアップデートを適用していましたか？）」という問いに対し、投稿者が「Yeah… this happened on a Pixel 6a using the update. It’s crazy.（はい、この事故はアップデート適用後のPixel 6aで起きました。本当に信じられません）」と回答しています。

また別のユーザーは、サポートに直接問い合わせた際のやり取りを共有しており、以下のような不透明な対応があったことを明かしています。

「Pixel 6a、7a、4aに関する安全性の質問には答えられない」
「それらのモデルには専用のサポートチームがあるが、ユーザーから直接コンタクトはできない」

こうした情報から、一部のPixelシリーズについて、Google内部で特別な取り扱いをしている可能性があることが読み取れます。

さらに、Pixel 7aユーザーの間でも「数ヶ月前にバッテリーを交換したが、果たして安全なバッテリーに切り替えられていたのか不安」「結局、6aと同じ末路になるのでは」といった疑念があがっています。

特にPixel 6aは日本国内でも多数のユーザーに利用されていることから、今回の事故が国内のユーザーにも影響を与える可能性は否定できません。

なお、現時点では他に同様の発火事例が公式に報告されているわけではありませんが、ネット上では「Pixel 6aのバッテリー異常加熱」や「充電中の発熱問題」に関する書き込みは常にあり、Googleが早急にこれらの情報を収集・整理し、正確な調査結果を公表することが望まれます。

このような深刻なトラブルは、たとえ1件であっても企業ブランドに与える影響は小さくありません。

とりわけ、AppleやSAMSUNG、Xiaomi、HUAWEIなど競合他社が激しい市場競争を繰り広げる中で、製品の安全性は信頼確保の鍵となります。

Googleが今後、どのような透明性と責任ある対応を示すのかが注目されるところです。

参考 : www.reddit.com