Google Pixel 10の実機が漏洩




Googleの次期フラッグシップスマートフォン「Google Pixel 10」が、まだ正式発表すらされていないにもかかわらず、広告撮影現場からのリークというかたちで早くも世間の目に触れてしまいました。
2025年8月の正式な発売まで時間がある中、Googleが実施していたPixel 10のコマーシャル撮影が外部に漏れてしまい、それによって端末の外観やスローガンなど、いくつかの新情報が明らかになっています。
このリークを最初に伝えたのはX上のMark Teasdaleというユーザーですが、投稿はすぐに削除された模様です。(その後再び投稿された)
Mark Teasdale氏は、今回の状況について以下のように話しています。
ただ散歩に出かけたところ…
Google Pixel 10のCM撮影現場に出くわした。
マクロレンズにPanavisionの機材、20人以上のスタッフがいた…
撮ってるのは、ただ誰かがスマホを持ってるシーンだけ😂
Pixelのカメラがそんなにすごいなら、それで撮ればいいのにね?
キレキレの皮肉と共に投稿された複数の画像は、これまで噂されていたPixel 10の外観がほとんど100%正確であったことを示しています。
画像の中には、このスマホがGoogle Pixel 10シリーズの無印モデルであることが明記されたストーリーボードの写真も含まれています。
この広告の中で使われているとされるキャッチフレーズは、「Ask more of your phone (もっとスマホに求めよう / スマホに、もっとできることを 的な意味合い)」。
これは、先日開催されたGoogle I/O 2025で発表されたGeminiのAI機能拡張と連動する形で、新しいAI体験を強調する意図が込められていると考えられます。
公開された写真に写っているPixel 10は、外観上Pixel 9 Proとほとんど同一のように見えます。
実際、Pixel 10には3つ目のカメラレンズが搭載されることが明らかになっており、この構成はPixel 9 Proの特徴をそのまま踏襲しています。
また、電源ボタンや音量ボタンの配置も変化はなく、筐体の基本デザインは継続されているようです。
このあたりからも、Pixel 10がPixel 9シリーズの後継機として設計されていることがうかがえます。
撮影に使用されたPixel 10の筐体カラーは、定番の「Obsidian(黒)」と思われますが、例年通り他にも複数のカラーバリエーションが登場する見込みです。
昨年のPixel 9では、黒、白、ピンク、グリーンといった色がラインナップされており、今年も似たような構成になる可能性が高いでしょう。
なお、Pixel 10シリーズは昨年と同様に8月に正式発表される予定とされており、それに向けて今後さらに多くの情報が流出することが予想されます。
しかし、今回のように広告撮影という公式の現場から、発売数か月前の新端末がリークされたケースはこれまでに例がありません。
これまでのPixelシリーズでも、ロシアで配送中の端末が盗まれて先行レビューされたり、サプライチェーンからの写真流出があったりといった前例がありますが、今回はそのどれとも異なるタイプの “事故” でした。
Googleは過去にも数多くのリーク被害を経験してきましたが、ガバガバセキュリティは「Pixelの伝統芸」とも言えるレベルに達しつつあるようです。
正式発表までの数か月、Googleがどのようなプロモーション戦略を展開するのか、そしてPixel 10がどれほどの進化を遂げているのか、今後のリーク情報にも注目が集まります。
参考 : www.androidheadlines.com / x.com/MarksGonePublic



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