Google Pixel 9aの最新情報まとめ!
「Google Pixel 9a」は、お手頃な価格のミドルレンジスマートフォンとして、2025年3月ごろに発売を予定しています。
これまでのPixel aシリーズは、低価格でありながらハイエンドなSoCを搭載し、コストパフォーマンスに優れているといった評価をたくさん受けていました。
2024年に発売された現行モデルであるPixel 8aは、グローバル市場で499ドルという低価格で販売され、高コスパスマホランキングの中でも上位に食い込んでくる存在感を持っています。
しかしながら、次世代機にあたるGoogle Pixel9aでは、Pixel 8aほど魅力的なモデルにならない可能性が示唆されています。
今回の記事では、Pixel9aのスペックやデザインに関するリーク情報を丸ごと1つの記事でまとめています。
また、いま噂されている価格とも照らし合わせ、Pixel 8aと比べた時にPixel 9aを買う価値があるのかどうか、一緒に見て行きましょう!
Pixel 9aのスペック
SoCはTensor G4のダウングレード版
Pixel 9aは、上位機種のPixel 9シリーズと同じくTensor G4を採用すると予想されています。
Tensor G4はTensor G3からのアップグレードとしては控えめで、主にAI関連タスクの処理速度で優れた性能を発揮します。
また、発熱を抑えた設計が特徴ですが、グラフィックス処理を多用するゲームや重いタスクではTensor G3に若干劣るとされています。
加えて、パフォーマンスについてはSnapdragonやDimensity、Apple Aシリーズなどよりも圧倒的に低いことも頻繁に批判されるポイントです。
特に、Pixel 9シリーズの価格はGalaxy S24シリーズ/iPhone 16シリーズとほとんど同じであるため、価格の割に性能が低すぎるという評価が多いです。
とはいえ、それは高価なフラッグシップシリーズであるPixel 9やPixel 9 Pro/XLに限った話です。
Pixel 9aは499ドルでの販売が予想されている安価なモデルなため、他社の同価格帯モデルと比べて、Tensor G4のパフォーマンスでもある程度戦えるようになります。
ただし、499ドルで販売するために、Pixel 9aのTensor G4は通信モデムが旧型にダウングレードされ、パッケージング技術も安価で分厚く熱がこもりやすいものへと変更される見込みです。
これがどれほど影響があるのかはまだわかりませんが、排熱性能が悪化するため、長時間の高負荷作業やゲームなどは難しくなる可能性があります。
デザインは劣化
Pixel aシリーズはこれまで、上位シリーズに似たデザインを採用しつつ、わずかな変更が加えられていました。
たとえばPixel 8aでは、Pixel 8シリーズよりも角の部分が丸っこくカーブしており、iPhoneに近いような印象を与えていました。
このような細かい変更が加えられているものの、Pixel 8aの外観は基本的にはPixel 8シリーズを踏襲しており、全体的に統一感を持ったデザインが採用されています。
しかし、Pixel 9aでは大きなデザイン変更が行われ、Pixel 9シリーズとは似ても似つかないような微妙なデザインになる予定です。
Pixel 9aではこれまでの伝統であった横長のカメラバンプを廃止し、カメラの出っ張りはレンズ部分だけに限られる模様。
これは、非常に精度が高いリーカーとして知られるOnLeaks氏によるレンダリング画像のリークと、いくつかの実機画像によって既に裏付けられています。
ここ数年、Google Pixelといったら横長のカメラバンプという印象だっただけに、Pixel 9aはかなり異質感が強いです。
Pixel 9と同じディスプレイパネルを搭載?
Google Pixel9aのディスプレイは6.29インチで、FHD+の解像度、HDR対応時で1,800nit、ピーク時で2,700nitという明るさが特徴です。
また、120HzのリフレッシュレートとGorilla Glass 3を採用します。
保護ガラス以外はPixel 9と全く同じスペックを有しているため、おそらくPixel 9aではPixel 9と同じディスプレイパネルを搭載していると考えられます。
Pixel 8aと比較すると、ディスプレイサイズが明らかに大きくなり、400~700nit明るくなる一方で、リフレッシュレートや解像度、耐久性は同等です。
コンパクトなスマホを好むユーザーには残念かもしれませんが、背面のカメラバンプが省略されたことで、画面サイズが拡大しても重量は2g減少しています。
カラバリと本体サイズ/重量
Pixel 9aでは、基本的にPixel 9と同様のカラーバリエーションが採用されるとのことです。
標準的なObsidian (黒)と、Porcelin (ベージュ)以外に、Iris (青紫)とPeony (ピンク) という2つのカラーが含まれ、PeonyはPixel 9の鮮やかなピンクと同じ色合いになります。
Irisの色合いについてはあまり情報がありませんが、おそらく鮮やかで明るいカラーとして登場するでしょう。
本体サイズは、高さ154mm / 幅73mmで、Pixel 8aの152.1mm / 72.7mmより少し大きくなるとされています。
また、厚さは8.9mmで、Pixel 8aと全く同じです。
カメラ部分の突出により全体の最厚部は9.4mmになるとリークされ、これはつまり、カメラバンプの厚みはわずか1.5mmに留まるということになります。
メインカメラのセンサーを刷新か
最新のリーク情報によると、Pixel 9aは48MPのISOCELL GN8をメインカメラを搭載する可能性が高く、F1.7の明るいレンズを特徴とします。
また、超広角カメラおよびインカメラはどちらも13MP F2.2のレンズとなる模様です。
これらの情報を基にすれば、Pixel 8aとのハードウェア上の大きな違いはメインカメラのイメージセンサー刷新に留まるでしょう。
ISOCELL GN8はセンサーサイズ1/1.95インチで、本来は画素数50MPですが、Pixel 9aでは48MPにクロップされている可能性があります。
また、ピクセルサイズ0.8μmでSuperQPD全画素PDAFにも対応しています。
ソフトウェアは、Pixel 9シリーズで新たに導入された「一緒に写る」や「イマジネーション」といった編集マジックのAIツールは、Pixel 9aでも利用可能となる見込みです。
その他のスペック情報
Pixel 9aは8GBのRAMを搭載し、128GBまたは256GBのUFS 3.1ストレージを揃えています。
メモリ企画に関しては今のところ不明ですが、Pixel 8aと同じくLPDDR5Xに対応するでしょう。
従来のLPDDR5と比較して、データ処理速度が最大10.7Gbpsに向上し、大幅な高速化が実現されています。
バッテリー容量は5,000mAh以上に強化され、これは、Pixel 8aから11%程度増加しています。
5,000mAhというと確かにそこそこ大きいですが、昨今登場した高密度バッテリー技術による大容量バッテリー搭載モデルを見ていると、Pixel 9aには正直物足りなさを感じます。
充電速度は23Wに対応し、Pixel 8aから5W高速化。ワイヤレス充電は変わらず7.5Wまでとなっており、お世辞にも、有線/無線どちらも速い速度とは言えません。
これは値段の兼ね合いもあるので仕方ないことですが、欲を言えば30Wくらいの有線充電が可能だと嬉しいですね。
発売日と価格
Google Pixel 9aは、例年通りGoogle I/O 2025で発表されると予想されています。
Google I/Oは毎年5月に開催されていますが、Pixel 9シリーズは発表スケジュールが例年より2ヶ月ほど早く、Pixel 9aも前倒し発売される可能性があります。
これを裏付ける情報がAndroid Headlinesから報道されており、同メディアによると、GoogleはPixel 9aを2025年3月末に発売する予定としています。
日本発売日はグローバル版とほぼ同時期になる場合が多いので、日本国内でも3月末~4月頭には発売するはずです。
初期のリーク情報では、Pixel 9aの価格は499ドルを上回ると言われていました。
しかし、最新のリークによれば、Pixel 9aの価格はアメリカとカナダで499ドルに据え置かれるとされています。
この情報は通信キャリアから漏れ出たものであるため、信頼性は高いと考えられます。
一方で、mmWave対応モデルに関しては50ドルの追加料金がかかる見込みです。
日本国内での価格がどうなるかについては今後の情報を待つしかありませんが、円安状況はPixel 8aの発売当時と大体同じ状況なので、おそらく大幅に値上げされることは無いでしょう。
Pixel 9aは購入すべき? Pixel 10を待つべきなのか?
Pixel 9aを購入する主な理由として、バッテリーの持ちの良さが挙げられます。
ダウングレード版のTensor G4を搭載しているものの、バッテリー容量が11%増加しているため、上位機種のPixel 9と同等かそれ以上のバッテリー性能を発揮していると考えられます。
特に、処理性能やカメラ性能よりもバッテリー持ちを最優先にする方にとって、Pixel 9aのバッテリー性能は非常に魅力的でしょう。
一方で、Pixel 9aの購入を見送るべき理由もいくつかあります。
まず、Pixel 9aに搭載されているTensor G4には、発熱や省電力性に問題のある通信モデムが使用されています。
また、放熱性能が低い設計が採用されており、長時間の使用や負荷が高い場面では熱がこもりやすい問題があります。
そもそも、Pixel 8aと比較しても全体の性能の差が小さいため、価格や新機能を考慮してもアップグレードするメリットを感じにくいでしょう。
加えて、来年登場予定のPixel 10シリーズでは、TSMCの3nmプロセスを採用したTensor G5が搭載される見込みです。
この新しいSoCは電力効率の大幅な向上により、バッテリー持ちの改善や発熱の軽減が期待されています。
すぐに新しいスマホに買い替えたい場合は、Pixel 9aを待つまでもなく、Pixel 8aを選んでも十分満足できるでしょう。
ただし、待てる余裕がある方は、Pixel 10シリーズの登場を待つのも一つの選択肢です。
Pixel 9aのスペック/発売日/価格一覧
Google Pixel 9a | |
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ディスプレイ | ・6.29インチ ・OLED ・1080 x 2424px / FHD+ ・60Hz~120Hz ・可変式リフレッシュレート対応 ・ピーク輝度2700nit/HDR 1800nit ・HDR ・画面占有率不明 |
本体サイズ | ・154.7 x 73.3 x 8.9mm ・186g |
SoC | ・Tensor G4 ・SAMSUNG 4nm ・3.1GHz ・Exynos 5400 ・1x 3.1 GHz – Cortex-X4 ・3x 2.6 GHz – Cortex-A720 ・4x 1.92 GHz – Cortex-A520 ・ARMv9.2-A |
Antutu ver.10 | スコア不明 |
GeekBench6 | スコア不明 |
バッテリー | ・5,000mAh以上 ・有線23W / 無線7.5W |
メインカメラ | ・48MP ・ISOCELL GN8 ・1/2.0インチ ・ƒ/1.7 ・0.8µm ・4in1ビニング時1.6µm |
超広角カメラ | ・13MP ・IMX712 ・1/3.0インチ ・f/2.2 ・1.12µm |
望遠カメラ | ・なし |
メモリ/ストレージ | ・8GB+128GB ・8GB+256GB (LPDDR5X + UFS3.1) |
価格 | 日本版価格不明 499ドル |
発売日 | 2025年3月 |
参考 : store.google.com / www.androidcentral.com / semiconductor.samsung.com / youtu.be/eXbahy1UD4w / youtu.be/QJDsBxcw23Q
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