SAMSUNGがついに決断、5年間変わらなかった10MPカメラを切り捨てる
SAMSUNGのGalaxy Sシリーズ最上位モデル「S27 Ultra」が、カメラ構成を大胆に見直すという情報が浮上しました。
注目すべきは、Galaxy S21 Ultra(2021年)以来まったくアップグレードされてこなかった10MP 3x光学カメラを廃止するという方針です。
5年間、旗艦機に時代遅れのカメラを搭載し続けたSAMSUNGが、ようやく決断を下そうとしています。
5年間据え置きだった「10MP 3xカメラ」の問題点
Galaxy S26 Ultraは、メインカメラや5x望遠カメラに改善を加えたものの、3x光学カメラだけは手つかずのままでした。
このカメラのスペックを確認すると、問題点は明らかです。
センサーサイズはわずか1/3.94インチ、絞り値はf/2.4と暗く、画素数もたった10MPにとどまります。
競合他社が数年前から大型&高解像度センサーへの移行を進める中、SAMSUNGのUltraシリーズにはずっとこのカメラが鎮座し続けてきました。
フラッグシップとして20万円超の価格を要求しながら、5年前から変わらない3xカメラを搭載するというのは、ユーザーへの誠実さとは到底言えないでしょう。
200MPメインカメラの存在が3x廃止の追い風に
現行のGalaxy S26 Ultraには200MPという高解像度メインカメラがすでに搭載されています。
200MPのセンサーからトリミングで3x相当の画像を切り出すと、実質的に50MP超の情報量が残ります。
これはf/2.4・10MPの専用カメラをはるかに上回る解像感であり、特に日中の明るいシーンではトリミング運用のほうが有利なケースすら生じます。
この観点から見れば、10MP 3xカメラは「専用レンズを使う利点がほぼない」という矛盾した存在になっていました。
Galaxy S27 Ultraの新カメラ構成と変更内容
3xカメラ廃止の方向性と情報源
今回のリーク情報は、スマートフォン関連の信頼性の高いリーカーとして知られるice universeが2025年6月に投稿したものです。
これによると、Galaxy S27 Ultraは3x光学カメラを廃止し、代わりに200MPメインカメラのアップグレードに注力する方向とされています。
現時点ではリーク段階であり、最終的な仕様が変わる可能性は排除できませんが、論理的な整合性は非常に高い情報といえます。
空いたスペースと5x望遠の強化
3xカメラを廃止することで生まれるスペースは、SAMSUNGにとって大きな設計上の余裕をもたらします。
現在搭載されている5xペリスコープ望遠カメラは、センサーサイズや光学系の改善に制約を受けていましたが、3xカメラが不要になれば、5x望遠ユニットの大型化や光学系の刷新も現実的になります。
また、SAMSUNGが取り組むとされるQi2.2の内部磁石搭載についても、この空きスペースが活用される可能性があります。
ワイヤレス充電のエコシステムを強化しながら、カメラ性能も向上させるという二兎を追う設計が実現するかもしれません。
競合他社はすでに「トリミング3x」を実用レベルに引き上げている
Apple、Xiaomi、vivoはどう対応しているか
SAMSUNGがこの方向性を検討するのは、決して奇をてらった判断ではありません。
Appleは1xメインカメラと5x望遠の2枚構成(Pro系モデルで実質3〜4段階のズーム)を実用化しており、中間域はAIと高解像度センサーで補完しています。
Xiaomi、vivo、OPPOといった中国メーカーも、大型センサーを搭載したメインカメラでの3x相当トリミングを主力に据えるアプローチを積極的に採用しています。
こうした文脈の中でSAMSUNGが3xカメラを廃止することは、グローバルトレンドへの合流であり、むしろ対応が遅かったと見るべきでしょう。
専用の3xレンズは、理論上はトリミングよりも集光能力で優れます。
しかし現実には、10MPという低解像度・f/2.4という暗い開口では、その理論的優位性をまったく活かせていないのが実情です。
センサーサイズと開口径を適切に設計した200MPメインカメラによるトリミングが、実使用において3x専用カメラを上回ることは、すでに各メーカーの実機比較でも示されています。
Galaxy S27 Ultraの日本版価格予想
Galaxy S26 Ultraの米国発売価格は1,299ドル(256GBモデル)でした。
2026年6月現在の為替レートは1ドル=約161円という水準にあります。
S27 Ultraが同価格帯を維持した場合、単純換算で約20万9,000円となります。
国内では輸入コストや販売マージンが加算されるため、日本版SIMフリーモデルは22〜23万円前後での登場が予想されます。
キャリア版では各社の施策によって実質負担額が変わりますが、ベース価格は上昇傾向にある現状を踏まえると、価格に対して真の意味で「上位機種らしいカメラ」を提供できるかが問われます。
まとめ
Galaxy S27 Ultraの3xカメラ廃止は、もし実現すれば英断と呼ぶべき決断です。
10MPという時代錯誤なスペックを5年以上据え置き、フラッグシップの名に恥じぬアップグレードを怠ってきたことは正直に批判されるべきことでした。
ただ、廃止するだけでは不十分で、200MPメインカメラのセンサー品質、AIによるトリミング処理のアルゴリズム、5x望遠との組み合わせ精度がどこまで磨き上げられるかが問われます。
SAMSUNGが2027年に本当の意味での刷新を届けられるか、発表の瞬間まで注目が続きます。
※本記事の価格情報は2026年6月時点の為替レートに基づく予測であり、実際の販売価格と異なる場合があります。
参考 : https://www.androidpolice.com



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