Galaxy S27のリーク情報がほぼ出そろう
SAMSUNGの次期フラッグシップ「Galaxy S27」シリーズをめぐるリーク情報が、ここ数カ月でかなりの密度で積み上がってきました。
Ice UniverseやSonny Dickson、Max Jambor、OnLeaksといった複数のリーカーが独立して似た内容を発信しており、単発の噂ではなく一定の確度を持った情報として扱えそうな段階に入っています。
現行のGalaxy S26シリーズが登場してからまだ半年ほどしか経っていませんが、次世代機の外観やカメラ構成、価格帯までかなり具体的に見えてきました。
この記事では、無印のGalaxy S27からGalaxy S27+、新設のGalaxy S27 Pro、最上位のGalaxy S27 Ultraまで、4機種すべての最新リークを整理し、日本円での価格予想までまとめて紹介します。
Galaxy S27シリーズは全4機種に

まず押さえておきたいのが、Galaxy S27シリーズがこれまでの3機種構成から4機種構成に拡大するという点です。
データベース上でGalaxy S27シリーズは「NM1」から「NM4」までの型番で管理されており、社内コードネームは「Next Miracle」または「New Miracle」とされています。
無印のGalaxy S27が「NM1」、Galaxy S27+が「NM2」、新設のGalaxy S27 Proが「NM3」、最上位のGalaxy S27 Ultraが「NM4」に対応する形です。
これまでSAMSUNGのSシリーズは無印・Plus・Ultraという3段構成が定番でしたが、そこに新たな1機種が加わることになります。
新型「Galaxy S27 Pro」発売
新設される「Galaxy S27 Pro」は、AppleがiPhoneでProとPro Maxを住み分けているのに近い構成をSAMSUNGにも持ち込む狙いがあるとみられています。
デザインはGalaxy S27 Ultraを小型化したような仕上がりで、背面にはUltraと同じカメラバンプを配置したトリプルカメラを搭載するとされています。
サイズは約154.06×73.77×7.95mmで、ディスプレイは約6.6インチと予想されており、Galaxy S27 Ultraと比べてディスプレイは約0.3インチ小さく、縦は約9mm短く、横は約5mm細くなる計算です。
CADを見る限り、Galaxy S27 UltraにあるSペン用のスロットはGalaxy S27 Proには見当たらず、Sペン非対応というのがUltraとの最大の違いになりそうです。
片手での操作感を重視する人にとっては、Ultraよりも扱いやすい選択肢になる可能性があります。
デザインは無印据え置き、Pro・Ultraは刷新
Galaxy S27シリーズは4機種とも同じ方向性で刷新されるわけではなく、モデルごとに変化の度合いがかなり違うという点が今回のリークの大きな特徴です。
Galaxy S27(無印)はほぼ変化なし

無印のGalaxy S27について、正直なところ大きな変化はほとんど見当たりません。
背面のトリプルカメラは縦並びのレイアウトを継続するとされており、平置きしたときのカメラユニットのガタつきについても、これまでと同じ状態が続くとみられます。
サイズは約149.75×71.88×7.25mmで、現行のGalaxy S26(149.6×71.7×7.2mm)とほぼ同じです。
ディスプレイサイズも6.3インチを維持する見込みで、ここ数世代続いている小型フラッグシップというポジションに変化はありません。
ベゼルがわずかに薄くなった可能性がある程度で、画像を並べて比べても違いを見つけるのは難しいレベルです。
価格が毎年上がり続ける一方でここまで代わり映えがない状態が続くと、無印モデルをあえて選ぶ理由は年々薄くなっていると言わざるを得ません。
Galaxy S27 Proは新デザインを採用

一方でGalaxy S27 Proは、先述の通りUltraに近いカメラバンプデザインを採用する新規モデルとして投入されます。
無印やPlusとは明確に異なる外観になることで、価格帯だけでなく見た目の面でもUltraとの距離を縮める立ち位置になりそうです。
Galaxy S27 Ultraはカメラ配置を大幅変更

最も設計変更が大きいのがGalaxy S27 Ultraです。
これまで左端に縦並びで配置されていたカメラを、ボディの左右にまたがる台座の上にまとめる形へと変更するとされています。
ボディ左側に2つのカメラレンズが並び、そこに3つ目のレンズを収めたユニットとフラッシュが加わる構成で、Ice UniverseとSonny Dickson、Max Jamborの3人がほぼ同じ内容を発信しています。
この形状はAppleが2025年のiPhone17 Pro・Pro Maxで採用したデザイン言語にかなり近いとされ、模倣という受け止め方も出ています。
SAMSUNG側は、2026年にキャンセルとなったGalaxy S26 Edgeの段階ですでに同種のデザインを検討していたと説明しているようですが、他社の外観をなぞったような印象になる点は、SAMSUNGらしい独自色という意味では物足りなさも残ります。
とはいえ、カメラを大型化しやすく放熱設計の余地も生まれるほか、これまで実現できていなかったマグネット充電への対応にもつながるとみられ、設計面での理にかなった変更ではあります。
サイズは約163.76×78.25×7.97mmで、現行のGalaxy S26 Ultra(163.6×78.1×7.9mm)よりわずかに大きくなる見込みです。
カメラ部分の厚みは約12.53mmとかなり存在感があり、本体そのものの厚みに迫る数値になっている点は気になるポイントです。
心配されていたSペンの廃止については、CADの左下にスロットとみられる痕跡が確認できるため、継続搭載でほぼ間違いなさそうです。
Sonny Dicksonは、このデザインが「2つの異なるサイズ」で展開されると伝えており、これはGalaxy S27 Proにも同じ外観が採用されることを示唆しています。
S27Ultraの望遠は2系統から1系統に集約

デザインの変更とあわせて気になるのが、Galaxy S27 Ultraのカメラ構成そのものです。
複数の報道によると、Galaxy S27 Ultraはサブの望遠レンズを廃止し、望遠カメラが1系統のみになるとされています。
Galaxy S24 UltraからGalaxy S26 Ultraまでは望遠レンズを2つ搭載し、光学ズームの幅広さを強みとしてきたため、この構成を手放すこと自体は退化ポイントとして受け止める人もいるはずです。
ただし、これまでのUltraシリーズに搭載されてきた3倍望遠カメラは性能が低く、あってもなくても体感差が小さいレベルだったとも言われています。
フラッグシップとしては見劣りする部分をようやく取り除くという意味では、むしろ整理として前向きに捉えることもできそうです。
Galaxy S27 Ultraの主力となる望遠カメラは、光学5倍ズームで50MPのセンサーを採用するとされています。
このセンサーサイズ自体は従来と同じ1/2.52インチという情報もあり、望遠カメラそのものに大きな手が加えられていない可能性も残っています。
超広角カメラにはSONY製の新センサー「IMX855」が採用される見込みで、これはすでにGalaxy Z Fold8 Ultraの超広角カメラで実績のあるセンサーです。
Galaxy S27 Proにも同じIMX855と50MPの望遠センサーが使われるとみられていますが、Ultraが備える2つ目の望遠カメラは搭載されない可能性の方が高いとされています。
フロントカメラについても動きがあり、Galaxy S27とGalaxy S27 Proの上位2機種には、SAMSUNG自社製で16MPのオートフォーカス対応フロントカメラが搭載されるとの情報です。
自撮り用カメラにオートフォーカスを組み込む例は他社のハイエンド機でもほとんどなく、Galaxy S27 Proにはさらに光学式の手ブレ補正まで加わる可能性が示唆されています。
一方で、Galaxy S27とGalaxy S27+のメインカメラについては、正直なところあまり期待できない内容です。
50MPで光学式手ブレ補正付きのメインセンサー、12MPの超広角、望遠カメラという3眼構成そのものは現行のGalaxy S26系とほぼ変わらず、出力もこれまで通り50MPにとどまるとされています。
センサーの供給元がSAMSUNG製のISOCELLからSONY製へ試験的に切り替わっている段階だという情報はあるものの、供給元が変わるだけでスペック表の数字が伸びるわけではありません。
テストの結果次第では従来通りISOCELLに戻る可能性も残っており、無印とPlusのカメラに関しては現時点で確定情報とは言えない状況です。
数世代にわたって出力の画素数が据え置かれたままだとすれば、上位モデルとの体験差はむしろ広がっていくことになりかねません。
可変絞りは開発中止に

Galaxy S27シリーズをめぐるもう一つの大きな動きが、可変絞りカメラの見送りです。
可変絞りとは、レンズに入る光の量を機械的に調整できる仕組みで、暗い場所では絞りを開いて多くの光を取り込み、明るい場所では絞りを閉じて光量を抑えることで、明るさと被写界深度をコントロールしやすくする機能です。
AppleがiPhone18 Pro・Pro Maxに可変絞りを採用したことをきっかけに、SAMSUNGでも導入が検討され、サムスン電機やエムシーネクスといった複数のカメラモジュール協力会社を巻き込んだ開発フェーズにまで進んでいたとされています。
実はSAMSUNGは2018年発売のGalaxy S9と2019年発売のGalaxy S10ですでに2段階の可変絞りを搭載した実績があり、今回はその技術への再挑戦という位置づけでした。
しかし複数の関係者の話として伝えられているのは、コストと厚みの問題です。
可変絞りは駆動用の機構部品を新たに追加する必要があるため、製造原価が上昇し、カメラ部分の厚みも増してしまうという課題があったとされています。
もう一つの理由として挙げられているのが、スマートフォンサイズの小さなセンサーでは可変絞りによる画質面の効果が体感しづらいという分析です。
コストと厚みを犠牲にしてまで導入する価値が薄いと判断されたのであれば、これは冷静な経営判断とも受け取れますが、Appleが先行して製品化した以上、SAMSUNGが同じ土俵に立たなかったこと自体はハードウェアの差別化という点では後退にも映ります。
SoCとメモリ、ストレージの見込み
SoCについては、Galaxy S27 ProとUltraがQualcommの次世代SoC「Snapdragon 8 Elite Gen 6 Extreme」を搭載するとみられています。
一部地域ではSAMSUNG製の「Exynos 2700」が採用される可能性もあり、テスト段階の性能はQualcommの次世代SoCに匹敵するとの情報も出ています。
無印のGalaxy S27についてはExynos 2700がテストで好調とされていることから、世界的にExynosへ統一される可能性も指摘されています。
別のリークでは、Galaxy S27 ProとUltraに効率の良い2nmプロセスのSoCが組み合わされるという情報もあり、アメリカ向けにはQualcommの次世代Snapdragonプラットフォーム、他地域向けには一部でExynos搭載モデルが用意されるという、これまでと同じ地域分けが続く見通しです。
RAMについては、無印が12GBのまま据え置かれる見込みです。
現在進行中の半導体不足の影響もあり、無印モデルでこれ以上のRAM容量を増やすのは難しいとみられていますが、毎年価格が上がっているにもかかわらずメモリ容量が伸びない状況には、率直に物足りなさを感じます。
Proについては12GBに加えて、上位ストレージで16GBオプションが用意される可能性があるとされています。
ストレージは無印が256GBから、Proは256GB、512GB、1TBの3構成になる見込みです。
バッテリーはシリコンカーボンで容量アップへ
バッテリーに関しては、Galaxy S27シリーズにとって数年ぶりの前向きな変化が期待できそうです。
情報元のGalaxyClubによると、Galaxy S27 Proにはレーティング容量5,087mAh、公表表記では5,200mAh相当のバッテリーが採用される見込みです。
Galaxy S27 Ultraはさらに踏み込んだ内容で、レーティング容量5,534mAh、標準容量にすると5,700mAh、条件によっては5,800mAhまで到達する可能性があるとされています。
この数字が実現した場合、現行のGalaxy S26 Ultraが搭載する5,000mAhバッテリーと比べておよそ15パーセントの増量になります。
SAMSUNGのUltraシリーズは2020年以降ずっと5,000mAhという容量で据え置かれてきたため、ここでようやく数字が動くとすれば、久しぶりに実感できる進化になりそうです。
こうした容量アップを支えるのが、従来のリチウムイオンバッテリーよりも高い密度で電極を構成できるシリコンカーボンという素材です。
同じ体積でもより多くのエネルギーを蓄えられるため、ボディの厚みやデザインを変えずに容量だけを増やすことができます。
すでにGalaxy Z Fold8とGalaxy Z Fold8 Ultraでこの素材が採用されており、今回のS27シリーズへの搭載はその延長線上にある動きです。
ただし他社のAndroid端末ではすでに6,000mAhを超えるバッテリーを積んだモデルも珍しくなく、そうした状況と比べるとSAMSUNGの数字はまだ控えめな部類に入ります。
別のリーク元であるLanzukによると、シリコンカーボンバッテリー技術自体はまだ試験段階にあり、現時点でバッテリー容量そのものは増えていないという情報もあります。
まだ開発初期段階で何も固まっていないという見方もあるため、前世代からの実質的な進化がないまま終わる可能性も含めて見ておくべきでしょう。
いずれにしても3機種そろって容量アップが見込まれており、無印は現行比で約14%増となる4,900mAh前後、Proは5,200mAh程度になるとみられています。
カラーバリエーションは5色
Telegram上の情報源The Cipher Projectによると、Galaxy S27シリーズのカラーバリエーションはブラック、ホワイト、ブルー、パープル、ピンクの5色になるとされています。
これらのカラーは、Galaxy S27 UltraからGalaxy S27まで、シリーズ全体で共通して用意される見通しです。
Galaxy S26シリーズではモデルごとにカラー展開が微妙に異なっていたため、今回シリーズ全体で同じカラーがそろうのであれば、購入時の選びやすさという点では一つの前進と言えそうです。
発売時期は2027年初頭を予想
SAMSUNGは近年、Galaxy Sシリーズの発表時期を後ろ倒しにする傾向があります。
以前はCESの直後、1月に発表するのが定番でしたが、Galaxy S26シリーズは2026年2月26日に発表されました。
この流れを踏まえると、Galaxy S27シリーズもモバイル・ワールド・コングレスの直前にあたる2027年2月下旬に発表される可能性が高いとみられています。
発売については、例年の流れから2027年第1四半期になるという見方が有力です。
現時点から数えると、発表まではおよそ半年というタイミングになります。
価格はどこまで上がるのか
価格面では、いずれのモデルも値上げが予想されています。
背景にあるのはメモリ市場の需給ひっ迫、いわゆるRAM不足で、SAMSUNGに限らずスマートフォン業界全体で部材コストが上昇している状況です。
現行のGalaxy S26シリーズの日本版価格は、Samsungオンラインショップの256GBモデルでGalaxy S26が136,400円、Galaxy S26+が169,920円、Galaxy S26 Ultraが218,900円となっています。
512GBモデルはGalaxy S26が163,900円、Galaxy S26+が196,900円、Galaxy S26 Ultraが246,400円で、Galaxy S26 Ultraの1TBモデルは299,200円です。
米国での価格はGalaxy S26 Ultraの256GBモデルが1,299ドルとなっており、前モデルのGalaxy S25 Ultraから据え置きとなりました。
一方でGalaxy S27シリーズでは、米国価格でさらに100ドルの値上げが予想されており、無印モデルで999ドル程度、Galaxy S27 Ultraは1,399ドル、場合によっては1,499ドルまで上がる可能性も指摘されています。
Galaxy S20 Ultraの発売当時の価格が1,499ドルだったことを踏まえると、仮にここまで上がった場合は当時の水準まで戻ることになります。
為替レートを踏まえた日本円予想
2026年9月時点のドル円の為替レートはおおむね1ドル154円前後で推移しており、7月から8月にかけての1ドル159円から163円台と比べると、やや円高方向に振れています。
この水準がそのまま続けば、単純な為替換算だけを見た場合のGalaxy S27シリーズの値上がり幅は、真夏時点の予想より多少緩やかになる余地があります。
ただしSAMSUNGの日本版価格は、実際の為替レートよりもやや高めに設定される傾向があり、現行のGalaxy S26 Ultra256GBモデルも、単純な為替換算より高い218,900円という価格になっています。
こうした価格設定の傾向とメモリコストの上昇分を踏まえると、無印のGalaxy S27は145,000円から155,000円前後、Galaxy S27+は170,000円から180,000円前後になると予想されます。
新設のGalaxy S27 Proは、Ultraよりは手ごろでPlusよりは高いという中間の立ち位置になるとみられ、199,800円から220,000円前後が目安になりそうです。
最も気になるGalaxy S27 Ultraについては、米国価格1,399ドルのケースでおよそ1,399ドル・230,000円前後、1,499ドルまで上がった場合はおよそ1,499ドル・252,000円前後になると予想されます。
512GBや1TBモデルは、現行のGalaxy S26 Ultraと同程度の価格差、256GBモデルからそれぞれ27,000円前後、80,000円前後の上乗せになると見込まれます。
実際の価格は発表直前の為替動向や部材の調達状況によって上下する可能性があるため、あくまで現時点での予想として捉えてください。
まとめ
Galaxy S27シリーズは、Proモデルの追加によってラインナップが4機種に拡大し、Galaxy S27 Ultraを中心にカメラバンプデザインの刷新やバッテリー容量の増加といった変化が伝えられています。
一方で、無印のGalaxy S27はサイズやディスプレイ、RAM容量まで現行モデルからほとんど変わらない見込みで、価格だけが上がり続ける状況には物足りなさを感じる人も多いはずです。
望遠レンズが2系統から1系統に減る点や、可変絞りカメラが見送りになった点など、見た目の新しさと引き換えに実用面でどこまで納得感が保てるのかは、続報を待つ必要があります。
発表は2027年2月下旬前後になると見られており、正式な発表までにはまだ時間があるため、価格や仕様の確定情報については続報が入り次第あらためて詳しく取り上げます。
参考 : https://x.com/UniverseIce / https://www.androidheadlines.com / https://www.androidpolice.com



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